第16話 真夏の感染対応

 まだ梅雨明けてないけども。気分というか、温度はもう真夏のそれだよねということで(タイトル)。


 二週間くらいまえからかしらね。風邪っぴきと思われる利用者さんがぽつぽつと出てるんですが、それが微妙に広がってましてね。

 おもな症状は咳と発熱でな。今のところ、みなさんコロナは陰性なんだけども。風邪なのか誤嚥によるものなのか区別がつかないこともあって、数日まえからすごーく中途半端な感染対応をしてました。

 後手後手にまわるのは、やっぱりこの手の施設のお約束なのかしらねー。

 ええ。ぜんぜんおさまる気配がなく、ひとり解熱するとひとり発熱する——みたいな状態をくり返しているので、どうやらようやく本腰をいれる気になったらしい。


 まあそれはいいんだけども、勤務時間そのものが変わるというのは初パターンでびっくりしました。

 日中は早番、日勤、遅番とあるんだけど早番の勤務時間が一時間ばかしズレるのだとか。そんでもって、勤務負担が早番だけめっちゃ増える。なんでや。

 というわたしが今月ほとんど早番だというね。


 入浴も中止になってるので、連日せっまい居室で清拭してます。これが地味にしんどい。暴れる、暴言吐く利用者も多いからなおさら。

 風呂にバシャバシャいれてるほうがよっぽど楽ですわ。


 ちなみに、コロナは収束したとかあちこちで聞きますけども、月にひとりとかふたりとか、今もうちの職員はコンスタントに感染してますので。肌感覚としてはまだぜんぜん現役(?)かと思う今日このごろ。


 とりあえずみんな、はよ治ってくれ。わしはもう清拭したくないんじゃ。←


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