夜勤族の妄想物語3 -6.あの日の僕ら2・外伝~刑事だって恋したいんです~-
佐行 院
6. あの日の僕ら2・外伝 ①~⑤
「6.あの日の僕ら2・外伝~刑事だって恋したいんです~」
佐行 院(Special Thanks 傘花先生)
-① 龍太郎の後輩・酒井(from 「偽善悪」)-
署での仕事を終えた美恵と文香は店主兼警視総監である龍太郎の店、「松龍」のカウンターでしっぽりと呑んでいた。2人は龍太郎に相談がある様だ。
美恵「龍さん、今ちょっと良い?」
龍太郎「うん、あんた達以外に今客はいないから大丈夫だよ。ただフライヤーの火をつけたままにしているから消してきて良いか?」
文香「危ないよ、早く消してきて。」
文香に煽られ急ぎ火を消しに行った店主は駆け足気味に2人の元へと戻って来た。
美恵「調理場の中、走っても大丈夫な訳?」
龍太郎「ああ、慣れてるからな。」
笑いながら話す龍太郎に警視である妻・王麗が横から口出ししてきた。
王麗「何言ってんだい、この前盛大にずっこけてたくせに。」
龍太郎「か、母ちゃん・・・。そりゃないぜ・・・。」
漫才の様な2人の会話に思わず大笑いする女性刑事達。
龍太郎「それで?話があるんだろ?」
美恵「そうそう、今度県外の署から数週間だけだけど警部が1人うちの署に来ることになったのよ。龍さんはその人の事知らない?」
龍太郎「ああ、めっちゃんから聞いてるよ。あいつは俺の後輩だ、確か今日か明日にでも近くのホテルに来るって言ってたぜ。」
王麗「何年前の話だったかね、あの子と義弘の事件を追ったのは。懐かしいね。」
王麗は水とぐしゃぐしゃにした卵の殻をグラスの中に入れて激しく振り始めた。
文香「女将さん、何やってんの。」
王麗「ああ、これはね・・・。」
説明しようとした王麗の声を遮る様に店の出入口から男性が話に割り込んで来た。
男性「グラスの曇りを取り除く為・・・、ですよね。王麗警視、いや、ここでは女将さんですね。」
王麗は出入口の方を見て驚いた。
王麗「酒井君!!あんたいつからそこにいたんだい、びっくりしちゃったじゃないか!!」
美恵「女将さん、知り合い?」
王麗「ほら、さっき言ってた警部だよ。」
その時、カウンターの前で文香が顔を赤くして直立不動になっていた。
美恵「何よ、文香。その場に突っ立っちゃって。」
文香「い、いや・・・、何も・・・無い・・・。」
美恵「変な文香。」
再び食事へと戻る美恵の横からお盆を持ちながら様子を見ていた美麗がキシシと笑いつつ文香に近付き、そっと耳打ちした。
美麗(小声)「文香さん、あの人に一目惚れしたでしょ。」
文香「うん・・・、えっ?!い・・・、いや、違うもん!!」
慌てる様子から察するに、美麗の推理は当たっていたらしい。
龍太郎「おう、久々じゃねぇか。まぁ、座れや。」
酒井「お久しぶりです、松戸警視総監。お元気そうで何よりです。」
龍太郎「おいおい、ここでは「龍さん」って呼べと何度言ったら分かるんだ。俺は店主でお前は客、それらしくしてくれたら良いんだよ。まぁ、ゆっくりしていけや。」
酒井「そうでしたね、松戸・・・、いや龍さん。」
龍太郎「それにしても前に一緒だった時は刑事だったのに今は警部で係長だって?俺も図が高いぜ。」
懐かしい思い出に浸る龍太郎、しかしその表情は何処か不服そうだ。
-② 後輩の好物-
県外からやって来た後輩との懐かしい思い出に浸ろうとする酒井に飲み物と料理の注文を伺おうとする美麗、しかし龍太郎が一言「大丈夫だ、ありがとう」と言って引き下がらせてしまった。
龍太郎「それにしてもお前・・・、そろそろその堅苦しい表情を何とかしないか?俺も緊張してくるじゃねぇかよ。」
酒井「すみません、癖になっているもんで。」
龍太郎「うちの美麗が恐る恐る近づいていく感じがしたから俺も思わず止めちまったじゃねぇかよ。」
酒井「それはご本人に申し訳ない事をしました、後で1杯付けといて下さい。」
酒井が返事を言い切る前に飲み物の入った冷蔵庫の方向を指差し、後輩にも同じ方向を見る様に促した。
龍太郎「お前に言われなくても既に動いているし、1杯どころでは無いみたいだぞ。」
龍太郎の指差した先で両親の手伝いを終えたチャイナ服の娘が1人ヤケ酒をしていた、先程の酒井の表情を忘れたかったのだろうか。因みに数日後まで会社から有休を取得していた美麗の側をよく見ると床にビール瓶が数本転がっていた。
王麗(中国語)「あんたこの後デートだろ、そんなに呑んで大丈夫なのかい?それにうちはラッパ飲み禁止だっていつも言っているだろう、この子は何で忘れるかね。」
美麗(中国語)「ドタキャンされたの!!呑まなきゃやってらんない!!」
王麗(中国語)「そうかい・・・、気持ちは分かるけどそのビール代はちゃんとお小遣いからひいておくからね。」
美麗(中国語)「あの人から貰っておいて、さっき本人がそう言ってたから。」
すっかり泥酔してしまった美麗はまるで顔の赤くなっただけの子供に見えた。
美麗(中国語)「それよりママ、さっき私があの人の注文取ろうとしたらパパに断られたんだけど、私って要らない子なの?」
王麗(中国語)「それは嫌な思いをしたね、でも別の理由があるんだよ。もうすぐ分かるからゆっくり呑んでな。」
母と娘の様子を遠目に見ていた酒井の表情は未だに硬いままだった。
酒井「龍さん、あの2人は何て言っているんですか?」
龍太郎「うん、俺も全く分からないんだ。すまんな。」
酒井「でも龍さんって中国で修業してたんですよね?」
龍太郎「ああ、でも俺の師匠、と言うよりクソジジイが日本語検定1級だったから中国語を覚える必要が無かったんだよ。」
そんな中、店主は徐に切り出した。
龍太郎「それで?今日はいつもの「あれ」で良いのか?」
酒井「助かります、「あれ」を食べないとここに来た実感が湧きませんからね。」
龍太郎「何か呑むか?」
酒井「恐れ入ります、青島ビールと紹興酒をお願い出来ますか?」
龍太郎「そう言うと思ったぜ、いつもは青島ビールなんて用意しないんだがお前の為に特別に仕入れておいたよ。」
2人の会話が聞こえていたのか調理場からグラスと青島ビールを持って来る王麗。
王麗(日本語)「はい、お待たせ。それにしても良いのかい?うちの子、デートをドタキャンされてかなり呑んじゃっているんだけどね、それ全部酒井君に付けてって言いだして聞かないんだよ。」
酒井「ハハハ・・・中国語でそんな事を言ってたんですか?まぁ、原因を作ったのは私の顔ですからご本人の言った通りにお願いします。」
そんな中、調理場で店主が激しく音を立てながら鍋を振って具無しの卵炒飯を作り上げたがまだ提供はしない様だ。続けて龍太郎は鍋を洗浄した後、別の料理を作り始めた。セット料理として提供するのだろうかと思うと新しく作った料理を卵炒飯の上にかけ始めた。
調理場内を甘酸っぱい匂いが調理場をどんどん包んでいった。
酒井「これこれ、これですよ。干焼蝦仁炒飯(カンシャオシャーレンチャーハン)!!」
酒井の下に料理が提供されると、カウンターの警部は辣油を大量にかけ始めた。
龍太郎「お前、相変わらずその組み合わせが好きだよな。それとさ、日本語で言えよ。」
-③ 見た目とのギャップ-
辣油をドバドバに入れた干焼蝦仁炒飯を完食した酒井勝久警部は自分の為に特別に用意された青島ビールを一気に煽った(※ここからは「勝久」と表記します)。
龍太郎「おい酒井、1本しか用意してないんだから大事に呑めよ。」
勝久「すみません、好きな物はどうしても我慢出来なくなってしまいまして。」
龍太郎「お前確か・・・、そうだ、紹興酒も頼んでいたな。用意するよ。」
勝久「恐れ入ります、それとお手洗いをお借りしても良いですか?」
龍太郎「勿論だ、あっちにあるから行ってこい。」
勝久は急ぎお手洗いへと向かった、酒特有の利尿効果がかなりの割合で発揮された様だ。
勝久「ふぅ・・・、ん?あれ?」
スッキリとした気分になった勝久はある異変に気付いた、かなりまずい異変だ。
勝久「財布・・・、忘れた。」
衣服のどのポケットを探しても見つかったのは先程タクシー代の支払いに使用したゴールドカード1枚のみ、勝久は顔を蒼白させながら席へと戻った。
龍太郎「ほら、紹興酒だ。ゆっくりしていけや。」
店主の笑顔を見て罪悪感を感じているのはその場では勝久だけであった。
勝久「あの、警視・・・、いや龍さん。1つお聞きしたいのですが。」
龍太郎「ああ、何でも聞きな。」
勝久「ここってカード大丈夫ですかね?」
龍太郎「いや、うちはニコニコ現金払いのみだ。」
龍太郎の答えにニコニコなんて出来る訳が無い勝久。
龍太郎「お前、まさか・・・。警察の人間が食い逃げなんてしないよな?」
勝久「すみません、財布をホテルに忘れました。タクシーもいつも通りカードで払ったんで大丈夫と思って油断してました。」
焦る勝久に近付く文香、因みに勝久は顔を赤らめた目の前の女性が刑事だという事をまだ知らない。
文香「あの・・・、立て替えておきましょうか?」
勝久「良いんですか?恐れ入ります。」
龍太郎「文香ちゃん、大丈夫大丈夫。ありがとう。」
龍太郎は文香を止めた後にテーブル席や座敷席の方向を見廻した。
龍太郎「丁度客も増えて来たから働いて返させるよ。酒井、そんなに呑んでいないから注文位は取れるだろ?食った分、働いて行け。」
勝久「はい・・・。」
勝久は龍太郎から予備として置いてあった注文用の伝票用紙を受け取ると座敷席へと向かった、普段はハンディターミナルを使用しているが流石に初めて触る機械をすぐ使いこなせるとは思えない。
勝久「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」
客①「お兄さん、顔怖いんだけど。」
勝久「すみません、不器用者でして。直そうとは思っているんですけどね。」
客②「癖なら仕方ないのかもね、えっと・・・。」
センスや筋が良いのか、初めてとは思えない位にてきぱきと注文を取っていく勝久。
勝久「通します、唐揚げ②!!餃子③!!瓶②にグラス②、紹興酒②です!!お持ち帰りオーダー待ちでお願いします!!」
龍太郎「あいよ・・・、と言うかお前、バイトでもしてたのか?」
勝久「俺の実家の近くで古い友人が拉麵屋をしていたんで、ちょこちょこ手伝ってたんですよ。あ、あそこの注文聞いて来ます。」
龍太郎は文香たちと勝久から手渡された伝票を見て笑っていた。
龍太郎「あいつはあんな見た目なのに何でこんな好美ちゃんみたいな筆跡になるんだ?」
文香「か・・・、可愛い・・・。ラブレターみたいな丸文字じゃん。」
-④ きっかけは紹興酒-
勝久が松龍で注文を取る仕事をし始めてから約3:30位経過しただろうか、いつの間にかホールを上手く回すスキルを発揮している様子が伺えた。正直に言ってしまうと王麗や美麗無しでもやっていける可能性が浮上する位だ。
王麗「父ちゃん、今日はもう呑んじゃって良いかい?酒井君に任してりゃ大丈夫だよ。」
龍太郎「何言ってんだ、母ちゃん。元々酒井は食事に来てたんだぞ。」
店主はそう言うと冷蔵庫の瓶ビールを取ろうとした女将の手を止め、県外から来た警部を呼び出した。
龍太郎「酒井、そろそろ大丈夫だぞ。さっきのカウンター席空けてあるから改めて紹興酒でも呑めや。」
勝久「龍さんに言われましてもゴールドカードを持っている以外、俺は無一文なのでそういう訳には行きませんよ。」
龍太郎「じゃああと半時間で母ちゃんとバトンタッチしてくれ、お前は十分に働いてくれたよ。」
それから半時間が経過したおおよそ21:00頃、勝久は龍太郎に伝票を渡してカウンター席に戻った。どうやら今夜はハンディターミナルを使用するいつもと違い、勝久が手書きで注文を取った分を計算しなおさなければいけないので徹夜になりそうだ。
勝久「座るのは良いんですけど俺は自分が食事した分しか働いていませんよ。」
勝久の言葉を聞いた龍太郎はゆっくりと深呼吸しながら中華鍋を洗浄した、表面に色々と焦げ付いていたので苦戦している様だ。
龍太郎「お前・・・、に・・・、は・・・、余分・・・、に・・・、働いて・・・、貰・・・った・・・、から・・・、その・・・、分・・・返し・・・、て・・・、やる・・・。」
洗浄に苦戦しているが故の途切れ途切れの先輩の言葉を上手く聞き取れなかった後輩。
勝久「えっ・・・、な・・・、何ですか?」
龍太郎「だから、お前には余分に働いて貰ったからその分返してやるって言ってんだろ。」
勝久「じゃあ、ホテルまでの帰りのタクシー代でお願いします。」
龍太郎「今夜はここに泊っていけ、お前が止まっているホテルのオーナーと俺は知り合いだから一言言っておいてやるからよ。」
そう言うと携帯を片手に話し出す店主。
龍太郎「え?いいだろうがよ、この前呑み代とタクシー代金払ったじゃねぇか。な?俺とお前の仲だろう、頼むよ・・・。」
携帯をポケットに入れながら一息つく店主。
龍太郎「何とか大丈夫そうな方向に持って行ったからよ、今夜は此処に泊って行けや。」
勝久「じゃあ、遠慮なく・・・。」
警視総監に促されるまま紹興酒を受け取る係長。
勝久「あの・・・、先程の女性の方は・・・?」
どうやら文香の事が頭から離れないらしい、やはり自分の事を気にかけてくれた女性事が気になるのは漢の性というものだ。
龍太郎「ああ・・・、そこにいるじゃねぇか。」
勝久が店主に促されるままに目線を動かすと、目的の女性がカウンター席の端でまだ呑んでいたので、勝久はすぐ近くに移って自分が呑んでいた紹興酒を追加オーダーして女性に渡した。
勝久「先程はお気遣いありがとうございました、これはお礼なので呑んで下さい。」
文香「私、大した事してないのに頂いても良いんですか?」
勝久は文香の気持ちが上司ではなく、1人の男として嬉しかった様だ。
2人の雰囲気を察した美恵はさり気なくその場を離れて2人きりにしてみた。
勝久「あの・・・、俺は警視庁捜査一課から来た酒井勝久と申します。宜しければ貴女のお名前を頂戴しても宜しいでしょうか。」
文香「あの・・・、私・・・、文香と申しますので宜しければそう呼んで下さい。」
-⑤ 重なる秘密-
勝久は自分の吞んでいた酒を片手に女性刑事2人の隣に座った、しつこい様だが未だに目の前の2人が刑事である事を知らない。
勝久「そう言えば・・・、お2人は何のお仕事をされているんですか?」
文香「唐突ですね、またどうして?」
勝久「お2人共スーツが良く似合う方々だなと思いましてね・・・。べ、別に変な意味ではないんですよ。おいおい、俺は何言っているんだ・・・。」
刑事である2人にとって今着ているパンツスーツは普段着なので何の感情も抱かなかった、しかしこうやって褒められたのは初めてだったらしい。
美恵「私達、け・・・、ぷっ・・・!!」
正直に刑事だと答えようとした先輩を文香が急ぎ手で口を塞いで止めたので、思わず美恵は顔が赤くなってしまった。
文香「公務員です、普段は給食センターで働いてまして!!」
文香は決して嘘をついていない。実は今、義弘関連の事件を追って潜入捜査の為に給食センターの職員として潜り込んでいるのだ。一応、管理栄養士の資格を持っているのでそれも活かして。
しかし問題はそこでは無い、やっと解放された美恵は後輩を連れて裏庭へと向かい、文香に迫り寄った。
美恵「ちょっと、どういうつもり?!」
文香「ごめんごめん、刑事だってバレたくなくて。」
そう、刑事だとバレると(本来はそうなのだが)上司部下の関係になってしまうので恋愛どころでは無くなってしまう。文香は何とか勝久を自分の物にしたくて必死だった。
2人が裏庭から戻ると、勝久が2人の事を心配そうに見つめていた。
勝久「あの・・・、大丈夫ですか?」
突如2人が離れたのは自分の所為だと思い違いをしていた勝久。
文香「あ・・・、いえ。お気になさらず。」
自分達の勝手な行動が故に、目の前の男性に気を遣わせてしまった2人。
勝久「そうですか、なら良いんですけど。」
翌日、警察署長である姪家慎吾から勝久が署員達に紹介された、勿論そこに美恵と文香の姿は無かった。
どうやら2人は今日も元気に給食センターでの業務(と言うより潜入捜査)に勤しんでいるらしい。
慎吾「数年前に起こった放火魔による列車火災事件等を中心に、義弘関連の事件への捜査協力の為、警視庁捜査一課の方が来られています。酒井君、自己紹介をお願いします。」
火災で焼けてしまった警察署の署員達、そして署の建て替えが済むまで合同で使用している隣町の警察署の署員達の前で係長クラスの警部は堂々と自己紹介した。
勝久「只今ご紹介に預かりました酒井です、以前こちらでお世話になっていた時にも義弘関連の事件を追っていました。私は何事にも容赦をするつもりはありませんので、皆さんもそのつもりで宜しくお願いします。」
丁寧に敬語で自己紹介をする勝久だが、本人の目つきが故にそこにいた全員が迫力と緊張を感じていた。しかし、次の瞬間その緊張は一気にほぐれる。
勝久「私なりに今回の殺人鬼と放火魔達を含めた犯人グループについてまとめてみました、まずはこちらをご覧下さい。」
勝久がホワイトボードをひっくり返すと、相も変わらず女の子が書くラブレターの様な丸文字が並んでいたので思わず吹き出しそうになった署員達。
勝久「あ・・・、やっちまった・・・。」
龍太郎から自分の事を黙っておく様にと強く念を押されていた為に、それを必死に守ろうとした勝久はホワイトボードの文字まで気が回らなかった様だ。
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