都城殺人事件

鷹山トシキ

第1話 神業

 6月28日

 北九州市戸畑区の住宅街でロケットランチャーが発見され住民が一時避難。

 

 冥神先生たちは都城の学校に到着し、事件の舞台である密室の展示室に足を踏み入れた。冥神先生は厳しい表情で言った。「ここで何が起きたのか、全ての謎を解かねばならない」


 突然、恨みと罪と罰の文字が現れる壁に注目すると、冥神先生が唸った。「これは何かしらの合図だ」彼女は罪と罰の言葉をなぞりながら続けた。「そして、椿が襲われたのもここで明らかになるべきだな」


 椿はかつてイジメに遭っていて、冥神がカウセリングをした高校2年生の少女だ。椿は足に怪我をしたが大事には至らなかった。


 そのとき、密室の中で騎士のような影が現れた。冥神先生は慎重に声をかけた。「君、事件に何か関わりがあるのか?」


 影は静かに答えた。「私はただ、真実を守る者だ」


 冥神先生と影のやりとりが続く中、死因という言葉が部屋に響いた。椿の倒れた場所に立っていた冥神先生は、冷静に状況を分析していった。


 夜の都城市に不気味な沈黙が広がり、街灯の明かりだけが薄闇を照らしていた。突然、地響きのような音が轟き、震えるような揺れが街を襲った。人々は驚き、不安の表情を浮かべながら外に飛び出した。


 そのとき、巨大な影が街の中心に現れた。怪物の姿はまさに恐怖の具現で、鱗に覆われ、赤い目が凶悪に光っていた。その姿勢は荒々しく、周囲の建物が倒れるほどの力強さを感じさせた。


 市民たちは逃げ惑い、悲鳴が空を裂く中、警察や消防隊も迅速に対応に向かった。一方で、都城市役所からは非常事態を宣言する声明が発表され、避難が呼びかけられた。


 怪物は街を徘徊し、建物を粉砕していく。その存在はまるで都市伝説から飛び出してきたかのような恐ろしさを湛えていた。市民たちは避難所に駆け込み、街全体が混沌とした状態に包まれた。

 

 皆が逃げ惑う中、穴熊と佐伯は怪物に立ち向かった。悪樓あくるかも知れないと穴熊は思った。悪樓は、日本神話に伝わる悪神。


 吉備国(岡山県)の穴海に住んでいた巨大魚。その大きさは、近づく船をひと飲みにするほど。『日本書紀』景行紀廿七年に表れる「惡神」「吉備穴濟神」、『古事記』景行天皇条に表れる「穴戸神」のことであるとする説がある。


 日本武尊が熊襲討伐後の帰り道にこの悪樓に遭ったが、暴れ狂う悪樓の背にまたがるや、自慢の剣で退治した。また、素戔嗚尊も悪樓と戦ったことがあるとする説もあるが、真偽は不明。水木しげるは日本書紀や古事記に現れる悪神としているが、そういった記述は悪樓という名前も含めて原典には見当たらず、悪樓の意味も確かではない。江戸時代に書かれた『金毘羅参詣名所圖会』にある日本武尊が退治した悪魚と呼ばれるものとの関連性の指摘があり、藤沢衛彦がそれは大魚悪楼のことであり、悪楼とは東夷や王族を意味するとしている。


 穴熊: 「佐伯、この鱗の怪物にどう立ち向かうつもりだ?」


 佐伯: 「穴熊、俺たちの武器や防具は鱗にどれだけ対抗できるかな」

  

 穴熊はサーベル、鉄の盾。佐伯はコンバットナイフと防弾チョッキを手にしていた。


 穴熊: 「それでも諦めるわけにはいかん。この地を守るために戦わねばならん」


 そのとき、怪物が現れ、赤い目を光らせながら二人に襲いかかります。


 勇者: 「お前たちには勇気があるな。だが、この鱗の怪物は容赦なく襲ってくるぞ」


 穴熊: 「俺たちの意志が試されるときだ」


 佐伯: 「魔法の力を合わせ、この怪物を打倒しよう」


 激しい戦闘が繰り広げられ、鱗の怪物は強力な攻撃を繰り出しますが、穴熊と佐伯は団結し、協力して立ち向かっていきます。魔法を発動しようとしたが待てど暮らせど出なかった。


 穴熊: 「お前の鱗に負けるわけにはいかん!」


 佐伯: 「この力、友情、そして我々の使命が勝利をもたらす!」


 勇者は2人に雷の斧と風の矛を授けた。

 穴熊は斧を佐伯は矛をそれぞれ身につけた。

 暗雲が立ち込め、竜巻が巻き起こり稲妻が怪物に直撃した。⚡🌪

 最終的に、二人の連携によって怪物は倒され、都城は再び平和を取り戻しました。

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