第2話新しい国
海をぐんぐんと突き進んだ。
川とは違うスピードでぐんぐんだ。
人々が船の上で魚を釣ろうと必死になって釣竿や網を下げている、
僕はそれを避けるように通り抜けてその船が保管されている港へついた───
新しい国は僕が想像してたような綺麗な国ではなかった。
人々は酷く貧しい生活をしていた。
あの船には大量の魚が乗っていたがあれを食って生活をしているのではないのだろうか?
いや、違う、あれは違う。きっと────
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