あなたは自分が思っているより面白くない

 作者が書きたいものと読者が求めているものが一致することはほとんどないんです。


 前話の個性の例に通ずるところがありますが、作者は個性をつけたいけど読者は個性を求めていないんです。読者が求めているのは面白さだけ。


 読者が求めている面白さに、作品の個性が一致する場合は少ないです。他の作品と近い部分が評価されることが多い。だから、作者側も他の作品の真似をする。


 これは、正しい方法です。伸びたいのであれば、読者から評価されたところを伸ばすのが最善手。


 作者自身が面白いと思っている要素と読者が求めている要素をどこで見分けるかといえば、読者に教えてもらうしかないです。


 どんな場所で読者に教えてもらえるのか。一番わかりやすいのは応援コメントだと思います。しかし、応援コメントは案外もらえないものです。


 例えば、レビューをしてくれる自主企画。これが最善の方法の場合が多いです。高評価も低評価も、なんの忖度もありません。なんなら低評価をあえてつけてくれる、そういう自主企画もあります。


 良いところを伸ばすという面であれば、Twitterで繋がりを作って読んでもらう、という手もあります。これも有効な手です。


 話が取っ散らかってしまいましたが、この話で言いたいことは、どうにかして読者から良いところを教えてもらい、その部分を強調した作品を書くと、伸びやすいということです。伸びたことが無い私の言葉に説得力はありませんが。

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