学業よりも…

自称、おそらく一般的にも教育ママの部類に入るおかん星人ではあるが、子供の学習内容や成績以上に気にするポイントがある。

簡単にまとめると、おかん星人の家事負担が増えることをされると非常に不愉快になるのである。

それは何かと言うと、まずはゴミを捨てないこと。これに関しては特にアシマリが常習犯でおかん星人は常にリビングに散らかる鼻をかんだ後のティッシュやお菓子のカスを見てイライラしている。何度言っても捨ててくれないのだが、おかん星人が捨てるのもどことなく負けた感がして嫌だ。

次に、食器を洗わないこと。ついでであればおかん星人が洗うのだが、子供達が個人的にお菓子を食べる時などに利用した皿を洗い場に置きっ放しにしているのは堪え難い。これも見つけたら直ちに注意をする。

さらに最近疲れてきたのが、洗った後の食器を誰も片付けてくれないこと。洗うところまではやれるようになってきたのだが、乾いた食器を元の場所へ戻すというところまで気がつかない。今まではおかん星人がこまめに片付けてきたのだが、次第に疲れてきたので放置をしてみたところ、洗った食器が一箇所に山積みになってしまった。非常に使い勝手が悪いのでしぶしぶ食器を片付ける羽目となったのだが、この状況をなんとか打開したい。

そして、もはや有り得ないのだが、ゴミを分別しないですてる輩がいる。これも犯人はアシマリだが、先日は鼻をかんだ大量のティッシュをプラスチックゴミのゴミ箱へ投下した。この汚いティッシュをおかん星人が分別するなどと、あってはならない事態だ。よってアシマリに雷を落とすと、「だって、面倒臭い。」原子爆弾級の返事が返ってきた。その後、喧々諤々と親子ゲンカが繰り広げられたのは言うまでもない。


これらのおかん星人の負担を軽減してくれないのであれば、学業でおかん星人が納得する成果をあげていただきたい。そうすれば、少しくらいの家事負担は喜んで全うしよう。分かったか、子供達よ。特にアシマリ、しっかりね。

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