回復魔法でうんたらかんたら
プリオケ爺
転生
「おめでとうございます!そこそこ悲惨な最後を忸怩たる思いで迎えてしまった貴方様に転生をプレゼントいたします!」
天使?頭の上光る輪っかを乗せた女性が・・・
あれ?天使て全員()男だよな??
「ええ・・・家族全員不治の病の特効薬詐欺商法に騙され財産どころか数億まで借金背負わされなにもかも根こそぎ奪われ不治の病で苦しみ抜きこの世の全てを恨みながら死んで行ったのがそこそこなんですか?!・・・もっと悲惨なヒトなんていんの?!」
・・・ああ、そうか。
これも詐欺か・・・
「は?いるに決まってんでしょ??犯されながら目の前で地雷原に追い立てられた子供が内臓ぶちまけながら弾け飛ぶの見せられた上モ・・・敵国と騙された首都で自爆テロしたマダムの人生とか見てみる?」
ふわっと不穏な映像が浮かびかける。
「や、やめてください!なっ、なんでそんなひどいことするんですか?!」
「悲惨なんて地上でもっともありふれたモンなんですよ、たとえばコトバって便利で手軽な道具は主に他人への否定に使われるでしょ、ってまあ本性だとか生命のクソ汚さとかそんな夢の無いハナシは全部忘れてあなただけちょうすごいチカラを授かって弱者を助けながらひたすらハッピーエンドのチェーンコンボを続けてゆく最高の世界に生まれ変わっちゃいましょうよ!さあ!!」
「ええ、あの、幸せより詐欺商法ヤツ等に復讐させてくれません?そのちょうスゴイ力とかで奴らの家族から無残に殺させてくださいよ!!!!!」
「ムリです。では行ってられませ」
「マジですか?!じゃあそこらへん歩いてる関係ないクソどもでもい・・・」
わたしは死んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます