【08:09】冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった。
エアコン
第1話〜3話
1話
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俺は冤罪になった。
「優!!信じてたのに」
「痴漢なんて、犯罪なんて最低だよ!!」
クラスメイトから幼馴染は誰も信じてくれない。それ所か俺を責める。
ーーー
学校を退学することになり、家に帰ると同じ出来事が待って居た。
「アンタなんて知らない!!この家から出ていって!!この恥晒しが」
母親の強いビンタが当たる。
「・・・もう、お兄ちゃんじゃない、アンタなんてクズさっさとどっかいけ!!」
妹から拒否される。
「私、これからアンタみたいな、弟がいたと言うマイナスな印象を持たれないといけないじゃん。最悪よ」
ーーーー
こうして、冤罪から半年が経った。
中卒で、親の力を借りれない俺は頑張って自分の力だけで生活していかないといけなかった。
バイトをしながら、色んなことに挑戦した。
警察から連絡が来た。
どうやら、俺の冤罪が判明したようだ。
俺は家族や学校から謝罪をしたいと言われたが、今は謝罪を聞いてる暇はなかった。
小説も動画も良い調子なんだ。このままいけば俺は、バイトしなくても、家でゆっくりしながら生活が出来る。
「頑張ろう。もう学校は行かなくて良い。むしろ冤罪になってくれたお陰で俺はこんなに早くから成功することが出来たんだ」
ーーーーー
その頃、学校では大問題になって居た。
冤罪にかけた犯人は同じ学校の生徒だったこと。
誰信じないで冤罪で生徒を虐めたこと、退学に追い込んだこと
学校は優に謝罪と世間に許して欲しいと言って欲しいようだったが、優は謝罪を受ける気はなかった。
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2話
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「よっしゃーー」
思わず、大声をあげてしまう。
今月のランキングも一位だ。
ピンポーン
インターホンがなる。
はぁー、
俺はドアのガラスを見る。
やっぱり、妹か・・・めんどくさ・・・
せっかく気分がよかったのに、一気に下がったよ。
俺は無視をして作業机に戻る。
ヘッドホン付ける。
「よっしゃーーーーーー!!」
冤罪になってから、家も引っ越すことになった。
冤罪にならなかったら、こんなことをしようとも思っていなかっただろう。
まさか、小さい頃の夢が叶うなんて、うーん、最高!!!
夢が叶って、新たな高みの目標が出来ていいね。もう終わらない楽し過ぎるループ。
ピコーン と音が鳴る。
これからも頑張ってください。
応援してます。
沢山のコメントが来る。
次も・・・で 宮
「・・・また会うの楽しみだな」
高校よりも、友達も沢山いる。
「・・・」
春(幼馴染)から沢山メッセージが来る。
だから、見てる暇ないんだって!!
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学校
「返事来ないよ。返事してよ」
幼馴染の春は頭を抱えて居た。
「・・・優・・・」
春は泣いている。昨日も泣いて、一昨日も泣く。
春は許してあげる予定だった。転校してしばらくして反省した頃に、春だけが味方をしてあげる予定だった。
だが、計算が狂い、間違って居たのは自分であり、さらに優はSNSで色んな人と楽しそうにしている投稿もしている。
さらに連絡もつかない。
「もう嫌だ。もう嫌だ。早くこんな1日終わってよ」
こないだまでは一緒に居ることが当たり前だったし、冤罪の時は我慢と自分に依存する妄想で十分だったが、今は地獄だ。
ーーーー
妹視点
今、よっしゃーって声が聞こえたよね。
お兄ちゃん絶対に中にいるよね。
「・・・やっぱり、私と会いたくないよね。」
でも、私は謝りたい。
それに今のお兄ちゃんと私はもっと一緒に居たいそうすれば、
私もお兄ちゃんと理想的な生活が出来るんだから。
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3話
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「マジか、」
コメントで教えてくれたけど、
校長が、学校を辞めたらしい・・・と言うより逃げたようだ。
校長は学校側には罪もないしするべき注意はした。何より学校側が俺に何もしてないと発表したが、生徒とのやり取りを調べるうちに、教師と俺についての問題発言が見つかった。
それから、先生と校長のやりとりなども見つかっており、
グループトークで俺の悪口を言いまくってたようだ。
・・・まぁ確かに冤罪だったけど、痴漢事件で大変だったからかわいそうとは思うな。
「・・・」
でも、一切信じてくれなかったし、強制退学だし・・・
まぁいいよな。
優は最近の活動により、どんどん知名度が上がっていく。
知名度が上がるたびに、事件の話題が起きて、学校に苦情が行く。
学校側の地獄は始まったばかり・・・そう、始まったばかりなのだ。
ピコーンと音が鳴る。
「あ、」
桜さんだ。
桜さんと企画も順調だ。よし、頑張ろう!!
【そのうち、先生視点も書きます】
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