1日目⑤
暫く歩いていると、再びゴブリンに遭遇した。
ゴブリンは此方を視認すると直ぐに走ってこちらに向かって来る。
今度は、バックラーを前に構えて此方も走って敵に向かう。
5m程の距離に近づいた所でゴブリンは棍棒を両手持ちの状態で右後ろに構えたので此方もバックラーを構える。
体格差と棍棒のリーチの関係で、恐らく此方は何処に当たっても致命傷にはならないとは思うが、痛いのは嫌なのでバックラーで迎え撃つことにする。
バンッ
バックラーに衝撃が走る。
体格から想像出来る通りの小学校高学年男子のフルスイング並の力しか無い。
直ぐに此方も反撃に移る。
素早く短剣を右下側から突き上げるように喉に突き刺し、グリグリと押し込む。
『グギャギャッ』
ゴブリンは棍棒を手放し、ジタバタと踠いたが、直ぐに黒い煙になって消えた。
残ったのは木で出来た棍棒だけだ。
棍棒を収納する。
1対1での戦闘ではまず負ける事は無いと確信したので次のゴブリンを探す。
それから1時間程が経過した。
その間に8体のゴブリンと遭遇し、その全てを討伐する事に成功し、レベルが1つ上がった。
名前:猫塚大地
種族:人間
性別:♂
クラス:『獣使い』
レベル:2(0/20)
MP:110/110
筋力:11+1
魔力:11
耐久:11+1
敏捷:11+1
持久力:11+1
スキル:『ステータス閲覧』、『テイム(獣)』、『意思疎通(獣)』、『鑑定Lv1』、『身体強化Lv1』
SP:10
能力値が+1ずつ、SPが10ポイント程増えている。
SPの項目を意識すると視界に重なる様に新しい画面が表示された。
現在入手可能スキル
・『鑑定Lv2』消費SP10
・『身体強化Lv2』消費SP10
・『筋力強化Lv1』消費SP5
・『魔力強化Lv1』消費SP5
…
大量にある項目の中から気になったスキルに鑑定を使用し、詳細を調べる。
・『鑑定Lv2』消費SP20
・『身体強化Lv2』消費SP20
・『持久力強化Lv1』消費SP10
・『斬撃強化Lv1』消費SP10
・『盾術Lv1』消費SP10
鑑定Lv2は今まで以上の説明を知る事が出来るスキルの様だ。
身体強化Lv2は能力値補正が20%に増え、斬撃強化スキルは火力の強化、盾術スキルは盾を使用した特殊技能の使用が可能になるスキルの様だ。
取り敢えず、ダンジョン内部の時間で3日は探索しつつレベル上げに費やすつもりで準備して来たので、出来るだけ怪我無く安全に探索出来る用にスキル構成を考えて行きたい。
死んでしまうのは論外だが一度ダンジョンから出ると封鎖されて入れなくなる可能性があるからだ。
気配察知などのスキルも有るにはあるが、今後想定している戦闘スタイルでは、大地自身が非戦闘スキルを覚えるのは効率が悪くなりそうなので、出来る限り戦闘系スキルを入手しておこうと考え斬撃強化スキルを入手した。
攻撃こそ最大の防御なのだ。
名前:猫塚大地
種族:人間
性別:♂
クラス:『獣使い』
レベル:2(0/20)
MP:110/110
筋力:11+1
魔力:11
耐久:11+1
敏捷:11+1
持久力:11+1
スキル:『ステータス閲覧』、『テイム(獣)』、『意思疎通(獣)』、『鑑定Lv1』、『身体強化Lv1』、『斬撃強化Lv1』
SPなし
『斬撃強化Lv1』…MP10を消費して次の斬撃攻撃の威力を20%上昇させる。
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