死者蘇生論

 ふーん。

 はあ。

 あー。

 いやー。

 あー。

 あのね。

 うーん。

 えーとね。

 うん。

 あー。

 これか。

 あー。

 いやー。

 あのね。

 それは「アンチ」の意見。

 ファンは逆なの。

 えーとね。

 同じことの繰り返しでイライラする?

 はあ。

 いや。

 読まなきゃいいでしょ。放っておいてよ。

 ファンはそれが好きなの。

 だから、ファンのために描いてるのよ。

 うん。

 うーん。

 同じことの繰り返し?

 大して頭使ってない批判だわ。

 ファンはそれが見たいのよ。

 あー。私の友達に4コマファン多いな。

 アレにストーリーなんか皆無だけど。

 別に。

 皆、「ゆるゆる」が見たいんだよ。

 あー。

 うん。

 まあね。

 それはね。

 あなたが歳を取ったのよ。お兄ちゃん。

 先生も歳を取ったの。

 繰り返しか。

 あー。

 定命の存在は儚いね。

 もうすぐ終わるのかな。私の人生。

 いやー。

 まだまだあるんだよね。

 あーあ。

 会長は死んじゃったのに。

 何の意味があるんだろう。この人生。


 +


 あー。

 創作というのは儲かるか否かだよ。

 儲からない物なんか書いても仕方ないんだよ。お兄ちゃん。

 あー。

 うん。

 はあ。

 いやー。

 わなびが何人いると思ってるの。

 はあ。

 いやー。

 面倒臭いな。

 努力は報われるか。

 はあ。

 あー。

 つまらん。

 紋切型だ。

 あー。

 いつの間にか「復讐」って見なくなったな。

 婚約破棄か。

 これな。

 新しいお相手を見つけるか、よりを戻すか。

 うん。

 一応エンディングは2種類あるんだよね。

 あー。

 婚約破棄された令嬢が性転換して、お相手を〝ピー〟するBL小説はない?

 ないのか。

 書くかな。

 おい。逃げるな。

 感想くらい言って帰るのが礼儀だろ。

【ピックポケット】。

 ほら。人質。

 強いんだよ。私。


 +


 うーん。

 妹を婚約破棄した男を〝ピー〟するBL小説。

 これでデビュー出来ないかな。

 はあ。

 へえ。

 アレンジメントが出て来ると、そのジャンルは終わり?

 ふーん。

 あー。

 だろうね。パロディって意味だから。

 あーあ。

 まあね。BLのファンではない。

 あんな美形の男いないよ。

 あー。

 バスケ部の神平正信先輩は、そこそこ美形だった。

 だけど、どう見ても噛ませ眼鏡だった。

 うん。

 あんな噛ませ臭い男を、私は今まで他に見たことがないんだ。

 上田くん?

 はあ。

 あー。

 おだまきが、ちょっと言ってたね。

 

 +


 あー。

 美男子か。

 これなー。

 いやー。

 中世に美男子が出て来ると、ドキッとするのは私だけ? お兄ちゃん。

 あのさ。

 原始人と言うか。

 ゴムがないんだよ。お兄ちゃん。

 うん。

 原始人なんだよな。中世人って。

 森蘭丸って知ってる?

 武田信玄が男にラブレターを贈ったって逸話は知ってるかな。

 前田慶次って知ってる?

 うーん。

 いやー。うん。

 美男子か。

 いやー。

 美男子の貴族か。

 いやー。

 うーん。

 あー。

 ふーん。

 どうやって出世したの?

 うん。

 いや。

 別に。

 興味本位です。

 他意はありません。

 何さ。

 いやー。

 あー。

 なるほど。LGBTね。

 うん。

 あー。

 いやー。

 いいでしょう? 今は小説の話をしてるのよ。


 +


 あのさ。

 カエサルは、お稚児さんだったらしいよ。

 史料によると。

 うん。

 いやー。

 古代ローマでは、すでにあった。

 奴隷狩り全盛期。

 いやー。

 まあ、アレだね。

 キリスト教が出て来たの、ちょっとだけ分かる。

 うん。

 あー。

 いやー。

 あー。

 うん。

 まあね。

 別に。

 キリスト教を滅ぼそうとかは思ってないよ。

 あー。

 うーん。

 どうしようね。

 うん。

 あー。

 いやー。

 ネロか。

 ネロは同性婚したらしい。

 歴代のローマ皇帝にも、女装趣味がある奴が。

 あー。

 うん。

 そうだね。

 RPGの王様は、いい人だ。

 実は共和国なんだろうか。


 +


 ネロか。

 母親はアグリッピナだ。

 うーん。

 才能か。

 あー。

 困るんだよね。

 SUGEESUGEEされた奴?

 周囲を見下すに決まってるだろう。

 うん。

 大体演説しか能がないんだな。こういうの。

 で。

 たかが演説も出来ないのかと思ってる。

 周りに対して。

 いや。

 笑い事ではないんだよ。お兄ちゃん。

 プロフェッショナルって皆これなの。

 10年20年かけて仕事覚えたからね。

 あー。

 周りに対して「ど素人め!」って思ってるんだよな。

 うん。

 だから、人間年取るとリストラされるんだ。

 いやー。お前、ベテランなんだけど。

「下っ端仕事」のベテランなんだよな。客観的には。

 それにな。

 うん。

 客なんて騙せばいいし。

 職人仕事を納品する義務なんかないんだよ。お兄ちゃん。

 どうせ目利きの出来る客なんて来ない。

 やっつけでいいの。

 さあ。下っ端を新しく育てよう。

 これが会社の論理だ。

 うん。

 困るんだよね。

 うん。あのね。

 社員は「会社のために」仕事をするのが本当なんだ。

 お客様のため?

 これ、広義の意味では「横領」なんだよ。

 客は騙せ。

 これね。

 うーん。

 いやー。

 そうなんだよね。

 会社の人たちに「飢えて死ね」とも言えないんだな。

 ブラック。

 うん。

 うーん。

 いや。

 こういうのは小説のネタになりません。

 なるわけないでしょう。お兄ちゃん。


 +


 あのね。嫌味だからね。

「年寄りが」って言いたいんだよ。お兄ちゃん。


 +


 あー。

 天然ボケか。

 これなー。

 あー。

 いやー。

 うーん。

 はあ。

 まあ、どっちでもいいや。


 +


 はあはあ。

 ボケとツッコミを書きたい?

 はあ。

 あー。

 困るな。

 うん。

 ボケキャラがいないと言うか。

 違うな。

 ツッコミキャラは、もういない。

 えーとね。

 検索しろ、になっちゃった。

 インターネットの時代。

 世の中は、こんなに広いんだ。

 知らないことの方が多くて当たり前。

 うん。

 ボケキャラ?

 はあ?

 たまたま、その分野に詳しくなかっただけだろう。

 別に。

 知らないからって恥ではない。

 うん。

 こう言っておくのが安全。

 自分に跳ね返って来るからね。

 ネット世界は広過ぎる。

 世界の広さに恐怖したら、安易に人を罵れなくなるよ。

 別の分野ではプロフェッショナルかも知れないから。

 うん。

 あー。

 うん。

 ボケキャラか。

 別に。

 何と言うか。

 そんな風に人を侮辱したら後が怖い。

 これが「道徳」なんだよ。お兄ちゃん。


 +


 うん。

 ツッコまれた側も泣くね。

 何で怒られないといけないのって。

「○○で検索してみ?」って言えばいいんだよ。

 これが紳士。

 うん。

 インターネットは人間の本性を暴いてくれた。

 だけど、私は優しい世界が出来たと思うな。

 知らなくてもいい。

 検索すればいい。

 計算が出来ない?

 電卓使えよ。

 スマホについてるだろ。

 うん。優しい世界。

 だけど、代償として誰かが死んでるのかな。

 うーん。


 +


 あー。

 つまりボケとツッコミは、もうない。

 普通の人と詳しい人がいるだけなんだ。

 うん。

 あー。

 うん。

 始末に負えないレベルのボケは「非常識」と呼ばれる。

 ツッコミは「愛」なんだ。

 愛なんてもらえない。

 無言で、さようなら。

 切られる。

 非常識な奴は。

 あー。

 その後、どうやっても対等になれないからだ。

 親が悪い。

 まあ、いいけど。

 この世は弱肉強食だ。

 育ちガチャかな。

 うん。

 そうなるのか。

 ほう。

 学問の遅れなんて、どうでもいいんだよね。

 検索すればいいんだから。

 それよりマナーなのかな。

 マナーの悪い奴が死ぬんだろうか。

 いやー。

 うん。

 興味深い。

 うん。

 私は人間を愛してないなあ。

 研究対象としか思ってないよ。

 あーあ。

 人間を深く知るには、いっぺん人間をやるしかなかったっぽいね。

 いやー、面倒臭い。

 80年も生きるの? ええー?

 勘弁して欲しい。

 疲れる。

 私は死にたいんだよ。お兄ちゃん。


 +


 あー。

 検索か。

 はあ。

 あー。

 大切なことを見落としていたな。

 お兄ちゃんはインターネットが読めますか?

 うん。

 忘れてた。

 私、文芸部なんだよ。

 一般人って、活字が読めない奴も結構いるんだわ。

 漫画が面白いらしい。

 あの薄っぺらなお話しが。

 重厚らしいよ。

 恐ろしいことに。

 アイツらに言わせると。

 あー。

 うーん。

 どうしような。

 うん。

 あー。

 そうだった。

 インターネットなんか見るのも嫌だ。

 こういう連中も確かに0ではないはずなんだ。

 スマホ? 電話しかかけない。

 メール?

 文字打てない。

 うん。

 こういう奴ら、どうすればいいんだろう。

 いるにはいると思うよ。

 あー。

 多様性なのかなあ。


 +


 うーん。

 あー。

 私、人をけなすつもりはないんだけど。

 何つーか。

 自意識過剰だよ。鬱陶しい。

 うーん。

 いやー。

 何やねん。

 ふーん。

 へえ。

 困る。

 うん。

 あー。

 いやー。

 どうしような。

 うん。

 あー。

 いるのかな? 本当に。

 うーん。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 まあ、年寄りはそれだろうけど。

 うん。

 あー。

 はあ。

 パソコンが怖いって人もいるんだろうな。

 ただの道具なのに。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 いやー。

 ふーん。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 うん。

 あー。

 いやー。

 うん。

 なるほどね。

 参考にならん。

 あー。つまらん。

 うん。

 あー。

 鬱陶しいな。

 あー。

 うん。

 はあ。

 いや。

 別に。

 それが?

 うん。

 あー。

 うん。

 はあ。

 いや。

 あのー。

 はい。

 はい。

 そうですか。

 ふーん。

 はあ。

 へえ。

 あのさ。

 あのー。

 うん。

 あー。

 うん。

 えっと。

 そう。

 そうですか。

 はあ。

 そうですか。

 頑張って。

 ふう。

 いやー。

 婚約破棄された令嬢と、お相手の妹さんの百合を書きたいんだってさ。

 百合?

 はあ。

 女の子に懸想したことなんてないけどな。

 尊敬したことはあるが。数名。


 +


 あー。

 百合か。

 いやー。

 うん。

 これ、近代になってからようやくだな。

 うん。

 何でだ。

 はあ。

 いやー。

 踏み込まないでおこうか。

 あんまし興味ない。

 あー。

 いや、簡単だった。

 ギャルゲだ。ギャルゲ。

 テンプレヒロインのフォーマットが出来たんだ。

 片っぽを中身ギャルゲ主人公にすればいいだけなんだ。

 ラブコメの使い回し。

 と言うか、変化球。

 一般ラブコメアフターで、ようやく百合は出て来たっぽいな。

 ふーん。

 あー。

 てことはだな。

 ラブコメ漫画は売れるが、ラブコメ小説は売れないんだよ。

 うん。

 百合漫画は売れるが、百合小説は売れないと思う。

 アイツ、無駄な努力してるなあ。


 +


 あー。

 義妹キャラっぽいな。百合って。

 うん。

 義妹キャラって、お兄ちゃんに媚び媚びだが。

 そうだな。

 お兄ちゃんを女の子にしちゃうと対等になるのか。

 ふーん。

 いやー。

 まあ、いいんだけどさ。


 +


 いやー。

 正直に言えよ?

 漫画が好きなんだろう。

 小説なんて買わないだろう。

 本当は漫画家になりたかったんだよな。

 だけど、画力がないから小説家目指してるんだよな。

 うん。

 あー。

 どうしような。

 確かにな。

 面白い小説がないってことなのかな。

 この氾濫するわなびの作品たち。

 うーん。

 はあ。

 あー。

 いやー。

 うん。

 どうしような。

 うん。

 あー。

 うん。

 あのさ、お兄ちゃん。

 私が「好き」とか言い出すことは永遠にないよ。

 あのさ。死んだ会長が好きなんだ。

 天才だった。

 あー。

 別に。

 中西部長ですら見劣りする。

 アレも化け物だったけど。

 うん。

 岬先輩は力天使かな。

 うん。

 鷺沼先輩と黒川先輩と鈴木先輩とよろしくやってればいいんだよ。

 うん。

 あー。

 浜崎まこぴーは幽霊が視える、か。

 あー。

 香城先輩って人が、中西部長の本命だったのかな。

 あーあ。

 うん。

 あー。

 分かんないね。人間って。

 そうなんだよな。

 人間を書く?

 はあ。

 人間は、この程度の生き物だとでも?

 あー。

 人間の「矮小さ」を書くなよ。

 MAXを書け。

 人間の偉大さを書けよ。

 うん。

 どうしよう。

 うーん。

 やっぱり物申したいのかな。私。

 ふーん。

 いやー。気にしてないんだけど。


 +


 うーん。

 はあ。

 いやー。

 ふーん。

 いや。

 それがエンタメだろうとしか。

 まあね。

 日記帳だ。こういうサイト。

 どうしようもないな。素人芸。

 あーあ。

 プロは「売る」ために書くんだよ。

 感動させるためではないんだな。

 うん。

 要するに「好奇心」だ。

 プロは「謎」を売る。

 うん。

 合ってると思うよ。素人考えだけど。

 いやー。

 わなびどもの失敗作を見てると、プロがどれだけ偉大か分かるな。

 喰うためか。

 たかが創作でか。

 ギャンブラーだなあ。

 いやー。

 はあ。

 ふーん。

 まあ、いいけど。

 若い内はね。


 +


 うーん。

 はあ。

 いやー。

 上から目線か。

 私、文芸部だし。

 許してくれ。お兄ちゃん。


 +


 うーん。

 はあ。

 何ですと。

 またかいな。

 はあ。

 ニートの活躍が再来するか。

 それに全BET?

 はあ。

 転生?

 あのさ。

 パクリって言われるの。

 リバイバルってないの。

 リバイバルって「自社製品」でないとアウトなの。お兄ちゃん。

 と言うかさー。

 あー。

 うん。

 あのさ。

 せめて2作書いた作家をパクれ。

 1作?

 まぐれの可能性高いよ。これは統計データだよ。お兄ちゃん。

 そうなんだよね。

 本屋に並んでる作家の9割は消えるんだよ。

 成績いい人をパクろうよ。お兄ちゃん。

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