そういえば、なんでうつになったんだったかな?②
①からの続きです。
色々と職場の雰囲気を変えようと動くわけですが、直属の上司とは一切協力をしませんでした。なにせ、部下を退職に追い込んだ連中、現状の職場の空気を悪くした連中です。ですから、その時は敵認定をしていました。
それで、この制度は私が作ります。この面談は私が担当しますとあらゆる業務を抱え込んでいきました。
しかし、一人でできることはたかが知れています。そして組織はなかなか動きません。結果、ひとり、またひとりと心を病んで休職をしていきました。
この状況下で、私も追い込まれていくのですよね。また、助けられなかった、守れなかったと。
そうした中、巨大な案件が私の職場に持ち込まれます。
そしてネコ?もプロジェクトメンバーに入れ、お前の部下からも何人かメンバーを出せと言われます。
休職者のカバーで業務量が増大していた部下にこれ以上仕事を振るのは無理だと考えた私は、部下は出さない。必要な仕事は私がすべてやると返答しました。
まあ、部下を守ろうとする自分に酔っていたのでしょうね。
その後は、モチベーションが一切湧かないクソ仕事を抱え、業務量と業務時間も膨らみ、ある時、病気になりました。
今から考えると、何でもかんでも自分一人で変えられる、自分ならできると自意識過剰になっていたのだと思います。だから病の予兆は数年前からあったのでしょう。
なぜ、この話を今書いたかというと、大好きな庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』を改めて観た時、竹野内豊扮する赤坂首相補佐官が主人公の矢口に言ったセリフが心にとまったからです。
「完璧ではないが、最善は尽くしている。うぬぼれるな、矢口」
これですよ。多分、私はうぬぼれていたんですね。
もっと周囲と協調して、北風でなく太陽で上司や経営層にも接していけば状況は変わったかもしれません。
ひとりでできるもん!と何でもかんでも抱え込んで、何も変えられなかった。
むしろ、休んだことで部下にさらなる負担を負わせたわけですから、ガキだったと言わざるを得ません。
ようやく気力が戻ってきました。
今度は、もっとうまくやりますよ( ̄ー ̄)ニヤリ
と終われば、カッコいいんでしょうけどね。仕事するとカクヨムの時間がなくなるからなぁ。めんどくせぇな~。
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