第42話 もしも、あの時に戻れたら?……ああ、やすらかにあれよ








  たまには1日創作を休むのもいいね。


 たった1日でさ、違った見方が出来るようになり、創作の味方になるんだよね。


 こうしてまた書き始めれば、昨日と違う私と出会えてハッピーなんだ。


 ああ、今もそうだけどさ、あの時の私にとって、最高に魅力的だったお姉さんの話の続きといこうか?


 それとも、脱線がお望みかい? HAHAHA!


 例えばそうだね、もし、あの時に戻れたら、上手くいったか?……なんて考えることはあるかい?


 ああ、きっと上手くやれるかもわからない……しかし、違う未来が訪れるに過ぎないんだ。


 だからさ、後悔はあったけれど……ま、今から淡々とスタンダップコメディテイスト的なものを始めようか。



 私が出会った、素敵なお姉さんを創作に取り入れたのは、きっとなにかの導きだったのだろうか?


 ああ、結局は没作品となったけれど、件のお姉さんのキャラクター性を取り入れたヒロインが誕生し、その後、主に関西弁や人物像が洗練されていき、果てはJK時代もあったんだよな……と言った具合に派生していき、前世と異世界を股にかけた、スーパーヒーロー / ヒロイン。


 それが ウィラ・フォン=ノイマン 誕生の経緯だったと思うよ。


 まず、ネーミングに関してはものすごく慎重に慎重を重ね、なんとなくドイツクォーター設定と言うことにしたのは、子供の頃の思い出から。


 また、日本語表記のネーミングだと、なんというか……誰かと被ったら嫌じゃん? それでいて初見で読めないとか、勘弁して欲しいからね? HAHAHA!


 さて、日本を飛び越えたワールドワイドなネーミング、ファーストネームの ウィラ は、ドイツ語・英語圏あたりの感じを出しつつ、意志の強いパワフルな女の子をイメージ。


 ミドルネーム、ファミリーネームにあたる フォン=ノイマンは、余所者、新顔等を意味するノイマン、ユンカー等の貴族的な階級を表すフォンを組み合わせ、最高にクールなネーミングを自画自賛したものであったが、この時の私は……チートクラスの偉人のことを失念していた。


 ジョン・フォン・ノイマン、コンピューターの父と呼ばれた偉人のことを知ったのは、りテイクした異世界ものを書いていたときだったのだ……ああ、この時ね、私はやってしまったと思ったよ?


 そりゃあ……設定上チート嫁だけど、比較対象的にやっちまったぜ? HAHAHA!


 結果として、偉大すぎるキャラクター像を創ってしまったと同時に、きっかけとなったお姉さんの存在感が、日に日に大きくなっていき……参ったね、どうやら私は、知らず知らずのうちに落ちたことを悟った時、既に遅しだったんだ。


 この当時、私は様々なことが上手くいってなかった最中でさ、キャパオーバーするのは当然というか、運命の悪戯なのか、もしも願いが叶うなら、あの時に戻ってみたい……なんて御免だよ? HAHAHA!───。









 

 

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