第2話変わったもの
ある日から僕は突然、お菓子を買わなくなった。というか買えなくなった...なぜか?それは僕が大人なフリをして母さんの手伝いをしなくなったからだ。100円玉はもう手の中にない...そう思うだけで寂しさが溢れる。あの駄菓子屋のおばあちゃんにもしばらく会っていない。ただでさえ人のいないこの田舎にあんな駄菓子屋ひとつ、、もちろん人なんていなかった。おばあちゃんは僕がいなくなってどう思うかな、大丈夫かな、やっぱり後悔が先に出る。でも僕はこのままじゃ変な子のままじゃないか。馬鹿にされる...もうあの好きな駄菓子を食べることはないのだろうか?食べている食べ物、勉強をしている場所、それだけで人は判断されるのだろうか...
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