変わっていくものと変わらないもの

学生作家志望

第1話あれ

お母さんの手伝いをして、100円を手汗でびちょびちょになるくらい握って夏の日に駄菓子屋に行った。舌の色が変わるガムを食べて楽しんでた。好きなアイスも溶ける前にベンチに座って食べていた。僕が通っている学校は人数が少なくてしかもみんなやけに真面目だしつまらなかった。だから僕は友達なんて居なかった。なんであんなにみんな一生懸命勉強すんだろ、お菓子の美味しさを知らないなんて変だなぁ。中学生になった、みんなは気付けば遠くの頭のいい学校に飛んでった。そんな中僕はまだこの100円玉に喜んでいる。あれ?もしかして僕の方が変?そう思うようになってしまった。

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