第8話「謎の依頼篇08 呪いの源を探せ」
デュッティから手紙が来た。
リュクスとソコの魔術師は無力化してくれたらしい。
噂通り仕事ができるヤツだ‼︎
手紙によると後は呪いの源を探せば良いらしい。
ロヮイェを救う事は、私にしかできない‼︎
手紙にはコレが1番重要だと書かれていた。
この任務、失敗は許されない。
そう!このュグドテリァ帝圀に心と魂と命を捧げたディムとして‼︎
この事は、出来れば内密に処理したい。
もし、他国からならば戦争の火種に。
国内からならば内戦を呼ぶ知れないからだ。
結果は、国内からだった…。
このュグドテリァ帝圀は、リオンヌ国と、シャルタル国と、ラビュタン国と、ラメット国と、帝都があるュグド国、5国を束ねる帝圀だ。
この圀のロヮイェは、デュインマルクス様とディユンマクベス様。
この圀のディムは、帝圀に心と魂と命を捧げる。
心が籠った剣は、敵に届き。
魂が宿った剣は、敵を切り裂き。
命を懸けた剣は、敵を葬り去る。
と昔から言われている。
「ロワイェ様、シャルタル国は---らしいですよ…。」
「…%¥☆○」
「…!!%¥☆」
!!
「「「¥%☆□」」」
「「「!!¥%☆□」」」
…。
「次の議題は…。」
「……☆¥%△!」
!!
「「△☆%¥…!!」」
「「□¥%☆…!!」」
バ ァァアン
「黙ぇえれぃ!我らは、争いは求めていないっ。」
「…私は、戦争は好かん。
それより、今の領土の民が満足する圀造りが先だろう?」
「…で でも、リオンヌ国とラビュタン国は○×と言ってましたし。ラメット国は地震の影響で国民が苦しんでいるらしいです。」
「では、×○するべきだろう。ラメット国には、我がディアラァを送り民を手助けしてやろう。」
「ディユンマクベス様はどうお考えですか?」
「……ッ私も異論はない。」
「では、以上です。」
「あぁ、やっと終わったぁ。
オレ、あぁ言うの苦手だぁ。何度やっても慣れねぇ!
ココ何回かの会議でわかったけど。
ロヮイェの言う事なぁんてどぅせ、聞かないクセに…。
う''ぅダメだぁ近頃…ずっと頭が重苦しい。」
「…ッ僕も苦手だ。
何度、同じ様な事を何故、言わせるんだろう…ッ!あ''ぁ''イライラするッッ!!」
「はぁ。毎回、毎回…お2人共しっかりして下さい。」
そう言えば、この2人外面だけは、小さい頃から良いんだな…。
デュインとディユンは、元々ロミェットで。今は、デュインのノゥジェルドが亡くなったので…今は、ラニェット。
私達は同じ剣の先生に鍛えられた。だから、2人を小さい頃から知っている。
「くらえェェエ!オレ式、ェレメロットォォオ!!」
「…あぁ、ポカポカだぁ。」
デュインは、剣で私に勝っては威張っていた。
ディユンは、よく木陰で昼寝をしていた。
ハッ‼︎
余計な思い出に浸っている場合じゃない!
早急に問題を解決しなければ!
ュグドテリァ帝圀に心と魂と命を捧げたディムとして!
「最近、何か贈り物を受け取ってませんか?
コレくらいの大きさの物で、身に着ける物…色はおそらくノヮルに近い物です。」
因みに呪いの事は、デュインには知られてはならない!
伝わらないだろうなぁ…事の重大さが。
「うぅん?贈り物なんてたくさん来るからなぁ?
ハッ!みんなオレのお気に入りになりたいのさ!」
…私は、この人のこう言う所が昔から苦手だ。
ハアァァァ。
デュイン…!
貴方が、ね ら わ て る んです‼︎
「ディユン様は何か心当たりは、ないですか?」
「ないよ。
僕は、贈り物は受け取らない主義なんだ。」
「それが、どうかしたのですか?」
このポヤッとした人は、ディユンのァントヮアジュ。
雰囲気に似合わず…とても強く、ヴァイオラ・ディアリェルを務めている。
ポヤッとしてて、ディユンの気持ちに気付いているのか⁈
ディユンが贈り物を付き返すのは、この人に気持ちがあるからだ。
「いえ。ロヮイェに近々、贈り物をするとわざわざ予告の手紙が来ていたので…危険な物ではないか?と心配だったのですが。」
エェっ⁈
届いてない⁈
「謁見の準備をしないとな。トリスタンちょっと手伝ってくれ。」
「…そうですね。はぃ、わかりました。」
「ンフ〜フフフ〜♪ンフ〜フフフ〜♪」
⁈
…⁇
アレ⁈
アッレェェエ⁈⁈
「デュイン様、ソノ太腿につけてらっしゃるのは?」
にやっ
「アァ!?コレか?いいだろう?!
ルゥベルが首に付けていて、ゲランが貰って、腕に二重に巻いてたのをオレが、貰って太腿に…ぴったりだ!」
やっと見つけた…。
けど、デュインはずいぶんお気に入りだぞ。
どうする?
「ぅぅ?…ぇ、デュ、デュイン様?それを譲って頂けないでしょうか?」
「どうしてだ?」
「ぅ、占い師にメラァが使っていた物を貰うと良いって言われて!
ほら、スカァフィとかデッセンとか!」
「お前…今より高みに登ってどうする?ロヮイェのァントヮアジュだぞ?
ロヮイェに今からでもなるのか?」
ハアァッ…‼︎ワヮヮヮヮワ‼︎
まさか、こう返されるとはぁ!
にやにや
「悪くない…それも楽しそうだ…あいつが俺の…。」
えぇぇぇい!
もうっ、あの手しかないっ‼︎
「ァントヮアジュでずっと入られる様に…デュイン様が持っていた物が欲しいんです。…ダメ?ですかぁ?」
小さい頃から使っている手。デュインは、この頼み方で必ず何でも譲ってくれた…。
「…〜ッ。
そんなにァントヮアジュでいたいのか?……仕方ないなぁ…やるよ。」
よしッ‼︎
成功だ!
コレをデュティに送れば任務終了だ!
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