時々女体化する話〜蜂に刺されたら女の子になりました〜『男でも女でもお前が好きだ!大好きだ!』  (BL/TS)

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彩葉と竹彪編

第1話


「いてっ!」

首筋に痛みを感じて振り返ると一匹の蜂が飛び去っていった。

「蜂!刺された!やばいアナルショック起こすて、病院行かねぇと!」

「アナフィラキシーな。とりあえず保健室行くぞ」

大学での授業の合間、二人は保健室に向かっていった。




竹彪と彩葉編




「タケ!どうしよう俺、女の子になっちゃった!」

恋人の彩葉がしがみついて訳のわからないことを言い出した。訳がわからないのはわりといつものことだが、今日はいつも以上にぶっ飛んでいる。

大学で別の授業に出ていた彩葉と竹彪は合流するために学食近くで待ち合わせていた。

「まじかよ。生理でもきたんか」

「ちげぇって、見てこれ、おっぱいあんの」

彩葉はシャツの首元を伸ばして中身を見せてくる。しかしそこにあるのはいつもよりちょっとふっくらしたような気がする胸とぽっちだった。なんなら見慣れた乳首が太陽に照らされてよりエロく見える。

「めちゃくちゃエロい赤ピンク」

「乳首じゃねーよ、じゃあこっち、ほら、」

彩葉は竹彪の手を取って彩葉の股間に押し付けた。ここは人通りが多く、椅子とテーブルがあるため勉強している者もいる。公衆の面前で何をするのかと思ったが、竹彪は手を動かして違和感を覚えた。

「な?ち○こ、ねぇの」

竹彪は彩葉の手を引いてトイレに向かう。離れた校舎にある人の出入りの少ないトイレの個室に二人で入り、竹彪は彩葉のズボンをパンツごと下ろす。そこにはあるはずのものがなかった。

「…ねぇな」

「ねぇのよ。さっき授業受けてて、なんか、ムズムズすると思ったら、なくなって…てー!どこ触っ」

彩葉を便器に座らせて指を添わせる。狭い個室でよく見えないが、中指で探るとあるはずのない部位に触れた。

「本当に、女…」

呟いた竹彪の言葉に彩葉は青くなる。

「うそ、あんの?あれ…なんで、俺…どうなってんの?」

「…とりあえず、帰るぞ」

震え始めた彩葉の衣服を整え、手を引いててトイレを出る。竹彪は彩葉と暮らす自宅に向かった。




大学1年生の二人は竹彪の部屋で生活を共にしている。一人暮らしの竹彪の部屋に彩葉が転がり込んできた。入学してから仲良くなった二人だが、夏頃から彩葉が入り浸るようになり、そのまま一緒に暮らしている。彩葉の親は放任主義のようで、たまに実家に帰るものの基本何も言ってこないようだ。竹彪の実家はそれなりに裕福で、入学祝いに与えられたこの部屋は一人で暮らすには広く、彩葉と過ごすのにちょうど良かった。

大学から電車で一駅の自宅に帰り、彩葉を寝室に連れ込んで再度パンツごと脱がせる。大きく股を割り、指で開いて竹彪はまじまじとそこを見つめた。やはりないはずのものがある。

「ちょ、見てわかんのかよ」

「見りゃわかんだろ。やっぱ、間違いなくあるわ…医者行くか」

彩葉の私物から保険証を取り出して竹彪はタクシーを呼んだ。彩葉の体は昨夜もこの部屋で散々見た。あれはなかったし、前はついていた。どうしてこうなったかはわからないが、とりあえず病院で診てもらったほうが良い。振り返ると彩葉はまだ尻を剥き出しにしてベッドに腰掛けていた。

「おい、支度し…」

「自分じゃあんま見えねーな」

彩葉は自分で太ももを抱えて大きく足を開いていた。恐る恐る片手を添わせて確認している。

「これ、が、女の子…っ」

「おい童貞、しっかりしろ。もうタクシー来る」

「どっ、どどど童貞ちゃうわ!」

竹彪は無視して彩葉の衣服を整える。インターフォンが鳴り、竹彪は彩葉を連れ出した。




「女の子ですね~原因はわかりません」

医師は申し訳無さそうに、しかしあっさり診断を下した。モニターに映る人体らしき映像を指差して説明している。

「ここ、これが子宮ですね。子宮があるので女の子です。なにか、思い当たることはないですか?」

「女の子になる、思い当たることってなんすか…」

青い顔をした彩葉が言い返す。その通りだなと竹彪は思った。女の子になっちゃうできごとに思い当たる節はない。そもそも子宮があるから女の子というのは雑すぎないか。

しかし、彩葉あっと声を上げた。

「昨日、ハチ?に刺されました。ここ」

彩葉が首を医師に見せる。そこはまだ赤く腫れていた。そういえば昨日、大学で虫に刺されて保健室に連れて行った。赤くなっただけで、彩葉も竹彪もさして気にしていなかった。

「ハチですか…うん。血液検査で抗体を調べてみましょう。結果は後日になりますのでまたいらして下さい。なにか変化があれば、その前に来て下さい」

彩葉は採血を受けて帰された。今のところなにも解決していない。帰りのタクシーの中、竹彪はどう声をかけたらいいかわからず彩葉も無言だった。玄関に入ると、彩葉が竹彪の腕に絡みついてきた。彩葉も突然こんな体になってしまい不安なのだろう。竹彪も不安で心配だった。彩葉はこれから、どうなってしまうのか。

「ここ、子宮があるって…」

彩葉は竹彪の手を自分の腹に当てた。彩葉は頬を染めて竹彪を見上げてくる。竹彪は嫌な予感がした。

「エロくね?女の子ってさ、めちゃくちゃ気持ちいいらしいじゃん。試すっきゃなくね?」

「試さねぇよ。危機感持てお前、なんだよ子宮があるって。夢かよ。俺今寝てんの?」

「医者があんな投げやりだもん、考えてもしゃーねぇじゃん。今んとこなんも困ってねぇし、明日には戻ってるかもしれないし。ほらほら、こっちもあるよ?」

彩葉がシャツを捲くって胸を出す。気持ちふっくらしてる程度で悲しいくらいつるぺただった。竹彪の不安や心配とは裏腹に、彩葉はまったくもって普段通りだった。

「ねぇじゃん」

「それな。なんで子宮があっておっぱいねんだよ。おら、こっちこいや」

彩葉に引っ張られてベッドにたどり着く。彩葉は一瞬で全裸になった。ベッドの上に座って膝を立てるせいで竹彪からは全てが丸見えになっている。今までも散々やりあってきたせいか、彩葉は竹彪に対して羞恥心が欠如していた。

「はい、じゃあお願いしまーす」

「お願いしますじゃねぇよ。つーか、入れて大丈夫なのか?これ…怖ぇよ、触んの」

「大丈夫じゃね?ビビってんじゃねぇよこのクソヘタレ。もういい、自分でやるわ。え、ここ?」

「もうちょい下」

「これ?あ、ふぁあ…こ、これが、女の子の…ん、…んん?」

彩葉は人差し指を使って自分で堪能し始めた。なんだこの状況は。今更だが本当に彩葉の一物はなくなっている。顔を見れば彩葉だが、体は間違いなく女だ。

触るのが怖かった竹彪だが、彩葉がいじっているそこはどう見ても女性のそれで、触った途端に崩れたり出血するなんてこともなかった。突然女の子になったので不完全なんじゃないかと思っていたが、普通に彩葉の人差し指を飲み込んでいる。乳首と同じ濃いめの赤ピンクが肌の白い彩葉にどエロく映えていた。

彩葉はいじりながら不思議そうな顔をしている。

「なんかあんま、気持ちくないな。やっぱほら、竹彪、頼むて。お願い♡」

「…しゃーねーな」

なんだかんだで自分でいじくっている彩葉に興奮してきた竹彪はベッドに上がる。中指を添えてゆっくり中に入れていく。竹彪は久しぶりの感覚に懐かしさを覚えた。彩葉と付き合ってからはずっと男同士で、彩葉には当然ながらこれはなかった。

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