覗き部屋

@wzlwhjix444

第1話

私は、両親と兄と同居している。

かなり裕福な家庭で、お手伝いさんも雇っていて、

何不自由なく生活している。

自分で言うのは何だが、皆から、可愛いとおだてられ育ってるせいか

時々、我儘を言い、みんなを困らせることがある。


しかし、それも、かまってもらいたい寂しさからと自分なりに正当化してるのかもしれない。


最近、自分の周りに何か異変を感じるようになった。


それというのも、両親や兄が出かけ、私が一人、部屋で寝ていると、時々、部屋の扉が少しだけ開き、誰かが、じっと覗き込んでいるような気がする。


家にいるのは、お手伝いさんだけだけど、何故か不気味な気がして、仕方がない。

でも、私は、そのことを両親には内緒にしている。

いや、まだ言えないと言った方が正しいかも知れない。


ある時、私が、悪い夢でも見たのか、うなされていた時、急にお手伝いさんが、

部屋に入ってきた。

そのあまりのタイミングの良さに違和感を覚えた。


なぜなら、うちは、三階建てで、お手伝いさんや、両親に、私がうなされていることが、直ぐ気付くはずがない。


その時、私は確信した。

私の部屋に、監視カメラが仕掛けられ、覗かれているのだと。


私の、全てのプライベートが、家族か、お手伝いさんかに、のぞき見をされているんだわ……


それ以来、私は、身の危険を感じるようになった。

そして、ついにその恐怖が現実となった。


私がまた、悪い夢でも見たのか、夜中にうなされ、思わず大きな声を発した時、

お手伝いさんが、勢いよく部屋に入って来た。

すると、突然、私のパンツを下ろし、露わになった秘部を撫で始めたのだ。


私は、大きな泣き声をあげ、心の中で思った。

気持ち悪い…… 気持ち悪い……

早く、早く、おしめを取り替えて頂戴! オギャーと。



                完




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