恋を、する。

かがみ める

恋を、する。

また枯らしてしまうからって、


萌しを無視して、


平坦を望んだ。


花弁が落ちてしまうからって、


おつなものと知りながら、


必要以上に無駄と省いた。


それなのに、それなのに。


生きていくって儘ならないのに、


育てる決意をさせたのは、


花実香りのよさじゃなくって、


垣間見えた君の心根。


風雨に、君に、私の期待に、


たとえ散らされてしまっても、


散らされてしまうその日ごと、


きっと満喫してみせる。


くれた覚悟が、恵みになってる。

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