第2話
「本当にごめんなさい」
リーダーの春さんが代表して、もう一度謝る。
「いやいや、春さん達は何も悪くないですよ」
「でも、私のファンが、私のライブでこんなことになってしまうなんて」
「いや、いや、あれは確実にあのお兄さんが悪いんですよ」
優は幸運なことに、余りの近距離と初めて話して貰ったことの嬉しさから緊張を通りことしており、普通に会話を出来ている。
夏「でもなぁ、ファン達のことを考えるのも私たちの仕事だし」
秋「注意が足りてなかったんです」
春「二人の言う通りだよ。確かにルールを守らないで傷つけることをしたあの人はファンである前に犯罪者だし、凄く悪いよ。でもそれでも私達にも責任もあるし、なにより君みたいな小さいな子どもに、こんなことにさせてしまって、楽しいライブになる筈だし、君もお姉ちゃんから聞いたよ。ずっと応募してたみたいだったね。」
春さんが、悔しそうに涙を流す。
「手紙も読んだことあるよ。まだ小学生なのに、何回も手紙も送って貰ってたから・・・君が今回のライブをどこまで楽しみにしてたか、本当に、本当にもう訳なくて」
「春さん」
優は知らない。実は春達のアイドルは圧倒的に高年齢の男子向けのファンばかり、歌のことよりも見た目の目的が多く、春達は奇跡的に人気なアイドルの紹介もあって売れただけだった。だから優のような子どもの客はとても珍しく、手紙から春達の曲をたまたま聞いて、見た目だけじゃなく他のこともちゃんと評価してくれる。珍しい客でもあった。
「・・・っ優」
姉が優の手を握る・・・そして、優は考える。
春さんに、さっきは悪くないと言ったが、それじゃダメだった。
優は人の気持ちをよくわかるとっても純粋なまっすぐな
「なら、今度見せてください」
「・・・っ?」
「やっぱり、俺はライブが見たいです。」
「怖くいないの??こんなことになって、」
「怖いですけど、今度は一番の近くの席で見せてください。」
「・・・」
春は笑顔を向けて、優の手を姉の上から握る。
「うん、分かったよ。今度こそ、最高のライブにしてみせるからね」
そして、これをきっかけに一際目立つ格好と事件のことで優はこの3人のより望んでもないのに話題に上がっていくことを知らないのである。
憧れのアイドルに気に入られた。 激 辛 @eaconnn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。憧れのアイドルに気に入られた。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます