天地機IF.可変高速機動隊
@I-Nameless
可変高速機動隊
日本某所、
テロ達の乗るRX-4二機の無慈悲な銃撃により10式戦車数台が鉄屑と化した、
「ハッ!幾ら骨董品でも10式は軽いから脆いな」
『どうせならM1エイブムス以上に装甲を増やして重くすりゃ良いのにですぜ』
「ここじゃ大した金目のものは無いな」
『宝石店でもダイヤは火に弱いですかATMを襲いに行きません?』
「其れもそうだな」
RX-4二機が道路の上を沿う様に飛んだら。
青白塗装のキャンピングカー5台が後を追う様に走行した、
しかもフォーメーションを組んで、
その内の先頭車両がインカムを通じて女性の声でこう通告した。
『
逃げるテロのAFに対して追う特殊車両。
痺れを切らしたテロのAFはその場で方向転換した、
戦闘機やヘリと違いその場で方向転換が出来るのがAFの強み、
ただAFは戦闘機に手脚を生やしても、腕は武器そのもので脚は歩く事を想定されて無いならその場合はどうするか?
脚の先端から車輪を出して着地してバーニアと身体の傾きで地面を移動するのだ。
テロ達の乗るRX-4の武器腕の一斉射の後、当初は煙で見えなかった為かほくそ笑んだが、
キャンピングカーのコンテナ部分がロボットの手脚に変形してた、
肩から本来の腕とは別の盾と1体と成った細い腕を生やした、
その黒い盾は蝙蝠か悪魔の翼と想われたが、白く光った時は天使の翼に見えた、
逆関節の脚と太さの違う腕を生やした車はRX-4の銃撃をほぼ無傷で防ぎ、次に先頭車両のドライバーはインカムを通してこう通告した、
『総ての問い合わせの確認しました』
逆関節の脚は腰を180度回転して車体後方から中央にスライド移動して車体後部上方のパネルが賽子の展開図の様に開いて人型ロボットの頭が出て来た。
数台が変形した後、手にしたショットガンで応戦した、
RX-4、二機は上昇しつつも抵抗したが、
徐々に調子を崩し始めた、
対AF用の
ビー玉程の大きさでもAFにダメージを与える事は出来た。当然コックピットを接触射撃すれば…
其処に更にゲルも加えると部品の隙間からゲルが入り悪影響がで始めたのだ、
それでもとばかりにテロ達のRX-4のバーニアを更に強く噴射したが、
後方に控えた数台のトレーラーの荷台から大型のキャノン砲が顔を覗かせた。
外観は十字状に配置されたプルバップ式バズーカに見えた。
数機が其れを手に取って引き金を引いた、
1番上の砲口から砲弾の代わりに先端に4方向に伸びた金属の鉤爪が付いたロケットアンカーが発射された。
ロケットアンカーと同時に発射ガスの代わりに先端が鏃のアンカーが発射された、
鏃が地面を差した後、続いてロケットアンカー数発がRX-4に命中した、
命中したロケットアンカーの先端は4本の鉤爪で抑えられその上に中央のマグネットで完全に固定された為に振解けない。
其処に追い打ちとばかりに特殊弾を連発した、
とうとう飛ぶのもままならないRX-4二機はコックピットハッチを開き、
操縦していたテロ達2名は走って逃げようとした、
不思議と追いかけ無かった事に喜んだら。
横断歩道の信号が赤のまま走った為、
…車に撥ねられて2人共死亡したのは言うまでも無い。
『麒麟中隊11から55応答願います』
「此方44オペレーターどうぞ」
『本社より緊急通信、麒麟中隊は現時刻を持って離脱をお願いします』
「依頼主は入金をケチったの?」
『そうです契約は破棄されました』
「了解離脱します」
可変高速機動隊、麒麟中隊主力機。『可変戦闘車両、M-42ロビンフッド』が変形を開始した、
中央に移動した腰が後ろにスライドして、
前から真横までを開いてコックピットを兼ねた自動車とコンテナの基礎部を兼ねた背中を軸に180度回転、
其処からコンテナの基礎部に合わせて置く事でコンテナのシャーシに変形、
両肩部根本は背中を軸に180度回して、人型時には脇に当たる部分を軸に上に180度回して、両腕部を後ろに向けて、
頭部は首の根本とその周りを賽子の様に畳まれて中に収納して置く事でコンテナの荷台部分に変形。
青白塗装でパトランプの無いパトカーをキャンピングカーにした様な車、車両形態のM-42数台は何処かへと走って行った。
帰還中の間、
男性の怒号が通信機越しに発していたが、
通信を止めた、
僚機から通信が来た。
『よぉ、新入り今回も上手く話せたようだな』
からかうかの様な男性の声にこう返答した、
「貴方と私は同期の筈でしょ、其れに私の名は神倉かのんと言うの!」
その後、撃墜したRX-4二機と被疑者の遺体等は警察が調べる事にした、
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