第10話 初めての大阪マラソン
調子が悪かったのは昨日書いた通り。2月の走行距離は累計30㎞という中で当日を迎えました。準備は前日まで済ませています。当日のスケジュールは以下の通り。
【当日のスケジュール】
6:00 起床 → ストレッチ → 洗濯物
7:00 朝食 → ロキソニン → ウォーミングアップ → 食器の片づけ →着替え
8:20 出発
8:50 大阪城公園到着
9:20 ランナー整列(第3ウェーブ)
9:45 スタート(第3ウェーブ)
申込時にはハーフもフルも記録を持っていなかったため、予測タイム3時間半と申告しましたが、軽くスルーされて最終ウェーブの第3ウェーブスタートとなりました。
手荷物預けを一緒に行ってくれた家族に預けられたので、これぐらいギリギリのスケジュールでも大丈夫でした。トイレ待ちをしていたため、整列にはぎりぎりのタイミングで向かうことになりましたが、周りにも同じようにトイレ待ちがいたので、慌てず用を足し、ランナーエリアを進みます。すると、ランナーエリアの一番奥当たりのトイレはガラガラ…ここまでくればよかったのかとちょっと学びました。
整列から数分で第2ウェーブがスタートし、第3ウェーブもスタートラインに近づいてきます。スタート3分前ぐらいにようやくずっと着たままのレインコートを脱ぎ、ゴミ箱に捨てます。ストレッチ、ウォーミングアップは家で入念にやってきて正解です。全然時間がありませんでした。整列してからの待ち時間は人だらけで何もできません。
そして迎えたスタート。号砲から1分50秒ぐらいでようやくスタートラインを越えます。ついに42.195kmの旅が始まりました。私にとっては人生で2度目。去年11月の淀川市民マラソン以来4か月ぶりです。天候は予報通りの雨、気温は6度でかなり寒く感じます。それでも気分が高揚しているためスタート時点ではそこまで寒さは感じませんでした。
●スタートから4㎞まで(キロ5分前半から6分)
第3ウェーブのペーサーは5時間と6時間。嫌な予感はしていましたが、なかなか遅くて進みません。間をすり抜けながらストップ&ゴーを繰り返して前へ前へと出ていきます。第3ウェーブの中段ぐらいに位置していたので、抜き切るのに4㎞ぐらいを費やします。このペースでもやはり気にしていた左太ももは2㎞地点から痛み出して、時に気になるほどの痛みになります。
●4㎞から7㎞まで(キロ5分から6分)
今度は第2ウェーブのボリュームゾーンに遭遇し、またもストップ&ゴーを繰り返すことになります。キロ6分を超える区間もあり、ここでも消耗してしまった感はあります。
●8㎞から17㎞まで(キロ4分前半から4分半)
ようやく少し隙間が空きだして、それなりのペースで走れるようになりました。大体ターゲットタイムでラップを刻みます。それでもコース取りに苦労していて、隙間を縫うように走る必要がありました。10㎞目安で一回目の補給。
●18㎞から30㎞(キロ4分後半)
安定運航できていますが、脚の痛みと疲れが出てきます。やはり先月から全然走りこめていないのに長距離というのは辛いものがあります。30㎞付近は地元に近いので誰かいないかなと思いながら走っていました。20㎞目安で2回目の補給食(カフェイン入り)。30㎞目安で3回目の補給食。ここもカフェイン入りにしようと思っていましたが、手に取ったのが通常バージョンで、取り直す力もなく、そのままそれを飲みました。
●31㎞から40㎞(キロ5分前半)
明らかに力が入らなくなってきて、ぎりぎりの戦いが続きます。特に35㎞以降は一度歩いてしまったら多分もう動けない、と思いながら必死に脚を動かしていました。30㎞過ぎに家族の応援を受けていなかったらめげていたかもしれません。
●41㎞以降(キロ5分30~40秒)
この2㎞をキロ5分で走り抜ければネットなら3.5間に合うとは思いつつも、力が入りません。歩かないようにするので精一杯でした。
そしてFinish。グロスで3:33、ネットで3:31というタイムでした。逆境は色々ありましたが、今の自分のベストだと思います。これでも11月の記録は抜いてますしね。サブ3.5と言いたかったところですが…また来シーズンにリベンジしたいと思います。まずは脚を治して、週5で走る生活に戻していきます。
第1ウェーブで走れてたら…
怪我が治っていたら…
ちゃんと練習を積めていたら…
この思いはありますが、全部次回への糧です。走りたくても走れなかった人たちもいるので、自分はスタートラインに立てた。それどころか、完走まで脚が持ってくれた。これだけで十分だと満足はしています。
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