第3話 メイン・ボーカル不在のボーイズ・グループ

 なぜ私の推しアイドル・グループは、初めから負けているのか?

 それはメイン・ヴォーカルがいないからです。

 生歌で聴衆を魅了することが出来るメンバーが、残念ながらいないのです。


 オーディションでデビューのチャンスをつかみ、デビューしたときは、私の推しアイドル・グループは9人体制で、優秀なメイン・ヴォーカルがいたのです。しかし不幸な出来事があり、そのメイン・ヴォーカルは19ヶ月目にして脱退・解雇となったのでした。


 実はメイン・ボーカルの脱退については、真相を秘密にせざるを得ない、グループにとってはあまりに不都合な真実があったのでした。


 あまりに切ない秘密に、どうしたら誰も傷つけずに真実を理解し、伝えることができるのだろうか・・・、と悩み、辿り着いた結論が、ミステリー小説「夢のスターランド」なのでした。ミステリー小説と云うフィクションでしか、不都合な真実は書けないのでした。

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