第2話 NHK紅白はなぜに最低視聴率を更新したのか?

 昨年の紅白は最低視聴率を更新したそうですが、私はNHKは出演歌手の選出を間違ったからだと思いました。

 私の推しアイドルくんも出演したので、取りあえず視聴し録画もしましたが、NHKホールではなく、別スタジオでの演奏と知った時点で、口パクか被せの予想となりました。私の押しは実は、韓国ではほとんど被せ演奏なのでした。だから心配していたんです。NHKが被せ演奏を許してくれるだろうか? 生歌だったら、絶対ユルダンスになり、批判を浴びるだろうと・・・。

 結果は口パク演奏に、ラップのみ生演奏にして、ファンの目をごまかす、と言う稚拙な作戦でした。

 しかし放送と同時にツイッター(X)には口パクだったとのツイートが出現。

 実際に歌は口パクなので、否定は出来ません。なぜなら私の推しアイドルが所属しているグループのリーダーは、歌も踊りもあまり上手ではないのに、本人は自分の実力を過大評価していて、自信満々なのでした。そしていつも、不在のメイン・ヴォーカルを取りたがるのでした。そして時には、音程を外して歌うは、難度が高い振付を自ら選び、ステージでバランスを崩し、転びそうになるのでした。それでも誰も何も言いません。リーダーの実家はお金持ちなので、異常に忖度されているメンバーだったのです。(でも最近、スンミンの反乱が勃発! 実は自分が何者であるかを隠していた、ものすごい家庭出身のお坊ちゃまが、グループに紛れ込んでいたのでした)。


 さて、「CASE143」というラブソングをSKZは演奏したわけですが、今回愚かにも、リーダーさんは自分がいかに日本語が上手かをアピールしたかったのか、わざわざ日本語バージョンを選びました。しかしグループの看板アイドルである私の推しは、日本語で歌わせた場合、歌の歌詞に気を取られ、踊りがユルダンスになってしまうと云う欠点があるのでした。(他局の歌番組に出演したさい、ものすごいユルダンスを披露してしまい、ネットでずいぶん叩かれたのです)。

 NHKはリハでそのことに気づいたのか、それともSKZ側が口パクを要求したのかは分かりませんが、とにかく口パクOKとなり、心配していたユルダンスは避けられたのでした。口パクだけど完璧なステージ。これがSKZの場合は、正しい選択であり、ファンが望んでいたステージになるのでした。

 しかし口パク歌手が私の推し意外にも次々と出現し、紅白は生歌の歌番組だとばかり思っていた私はホッとすると同時に、あきれてしまったのでした。


 さて、去年はジャニーズ勢が故ジャニー氏の性加害問題で出演できなかったので、その穴埋めにK-POP勢が投入されたわけですが、(少なくとも)私の推しはぜんぜん紅白出場歌手に選ばれたことを喜んでいなかったのでした。当たり前です。実はすでに大晦日はスケジュールが入っていて、秘かに練習していたはずなのです。

 韓国三大ネットワークのひとつであるMBCが毎年放送してきた年越しライブがあったのです。私の推しは結局、そちらの年越しライブへの生出演をあきらめ、事前収録で対応しました。しかしそうまでして、NHK紅白に出演したのに、NHK紅白側は初出場の彼等に当たり前のように塩対応。一部企画でバックダンサー扱いしたわけです。それに比べると、MBCの年越しライブはスリー・ステージ、彼等中心の企画が用意されていました。そしてその事前収録されたステージがあまりにも素晴らしかったのです。

 残念ながらNHKは、自分たちの企画力を過信していたとしか、私には思えないのでした。


 それからどのような基準でStray Kidsを選んだのだろう・・・?、と推しの私でも不思議に思いました。実績と実力を重視したのならば、BTSのライバル・グループとして世界的に認知されていたSuperMのメンバーであるテミンちゃんがいる、元祖K-POPアイドル、SHINeeの方がK-POPの代表としては相応しかったはずなのです。それにSHINeeは生歌派です。

 他にも、日本人メンバーがいるNCTとか、ENHYPEN、昨年デビューしたばかりとはいえ、K-POPの名プロデューサーの息子がいるRIIZE。(RIIZEは日本人メンバーがメイン・ダンサーとして活躍している人気グループです)。特にRIIZEのショウタロウくんは、GACKTさんのバック・ダンサー出身で、GACKTさんとの共演も素敵だったはずなのです。(RIIZEはMnetが主催するアジア最大の祭典、MAMAでは東方神起と共演して話題を集めました)。




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