第66詩「狂い咲き」恋愛


 バラの楽園で君を待つ

 深紅しんくのドレスを身にまとい

 何も知らずに来る君を

 さあ、おいで

 終わらない夢をみせよう


 赤い果実かじる

 奪い奪われ秘密の園は

 瞳隠して回りつづける

 悲しませたくない本当は

 それでもジキルのように

 君と狂い踊る


 バラの楽園で君を待つ

 深紅しんくのドレスを身にまとい

 何も知らずに来る君を

 さあ、おいで

 終わらない夢をみせよう


 赤い果実かじる

 鋭利えいりな靴で狂い踊る

 2人はまるでアダムとイヴ

 季節はずれた狂い咲きの

 花のような狂気まとい

 君と狂い踊る


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