~⛄冬⛄~※2023年~2024年の詩

第44詩「深淵の腕(かいな)」恋愛詩

 1,落ちていく深淵しんえんの底へ

 まっさかさまに

 なぜこんなことになったのか

 君は知りたがるだろう


 両手ひろげ迎えよう

 そう、君は私の花嫁

 深淵しんえんかいなに抱かれて眠れ


 白いものほどけがしたくなる

 汚れないものなど、この世にはない

 生れ落ちて黒く染まりゆく

 そんな奴ばかりだった


 その中でキレイな君をみつけた

 瞬間、熱いものがかけめぐる



 2,落ちてゆく深淵の底へ

 まっさかさまに

 なぜこんなことになったのか


 君は知りたがるだろう

 両手ひろげ迎えよう

 そう、君は私の花嫁


 深淵しんえんかいなに抱かれて眠れ

 スイーツのようなクチビルで

 甘く歌うようにむさぼれよ


「もう私は君のモノ」

「私もまた、あなたのとりこ」

 2人で落ちるなら怖くない

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