~🌸春🌸~※2023年に投稿した詩です。
第14詩「さくらの乙女」こころの詩
ひらり舞う桜の花よ 千年の時を越えて
伝説よ 今よみがえれ その願いを胸に秘めて
その昔 一人の
瞳に琥珀を宿し 長き髪は、ぬばたまの黒 こころは清き川のよう
つむがれる唄はしらべとなりて 風に乗る
涼やかな風はよどみ消し いっぽんの枯れ木を目指す
気がつけば、目の前に満開のさくら咲き乱れ 人々の心癒した
いにしえのさくら乙女伝説……
ひらり舞う桜の花よ 千年の時を越えて
伝説よ 今よみがえれ あの誓い胸に秘めて
時は流れ 涼風受け桜の木にもたれかかる少女 その瞳、琥珀色
桜の息吹と少女の呼吸が
桜吹雪はふわりと風に舞い 少女を優しく包み込む
まるでそれは かつての
少女もそれに応え 薔薇色の唇からつむがれるは、いにしえの唄
その唄は風に乗り
唄に耳も傾けられぬほどに、すさんだこころ
せつない けれどそれも事実 乙女はそれでも唄いつづける願いを込めて
ひとりでもいい、唄がこころに届く日を祈り夢見て 声がかれようとも
たとえ白き花びらが緋色に染まろうと あなたの枯れ木に花が咲くように
さくら乙女伝説よ 永久へと輪廻を越えて……
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
詩を初めて、書き始めた頃に書いた詩です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます