第2詩「不器用な冬マフラー」恋愛詩

 ある冬の昼下がり、コートを着込んだ男性が


 あったか、ふんわり肉まんを袋いっぱいに買って歩いている。


 男性の彼女は、肉まん好きで買って帰るといつも、喜んでくれる。


 今頃彼女は、肉まんによく合うお茶を用意して、待っているだろう。


 彼は思わず頬がゆるんだ。



 ある冬の昼下がり、北風寒いこの時にマンションの一室でお茶を用意して


 彼を待っている女性がいる。彼は肉まん好きの彼女のために


 いつも、たくさん買ってきてくれる。


 彼女は彼のことを思うと、ほんのり胸が暖かくなり笑顔になる。



 もうすぐ、2人が付き合って2年になる。


 そろそろ、彼の方から…


 そう思うと彼女の胸はときめいて来た。


 お茶のほかに何か、気の利いたものを用意しよう。



 彼女は、彼のためにサプライズで手編みのマフラーを用意していた。


 それは不器用な彼女が、彼を想って一生懸命編んだもの。


 ぶかっこうだけど、喜んでくれるといいな。



 その時、インターホンが鳴って彼がドアを開けて彼女の名を呼ぶ。


 彼女は彼に駆け寄り、マフラーを彼の首に巻いて頬にキスをした。



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 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 この作品には、詩を元にした小説があります。


「不器用な冬マフラー」

 https://kakuyomu.jp/works/16817330653247822881





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