1月7日 その日お仕事
みなさま、こんばんは。
生きています、宮草です。
本日もお仕事へ行ってきました。
前回も書きましたが、私の職場は、老人ホームの厨房で、利用者の食事を用意する仕事をしています。用意するといっても、別の工場から作られた食材が届いてきます。普段は、それらのおかずをお皿に詰めて、ご飯と汁物を作って、配膳しています。
被災後、職場はかなりの被害を受けました。床は割れてるし、なんか全体的にちょっと傾いてるし、配膳車は倒れて使い物にならないし、買い換えたばかりの炊飯器は動くかわからないし。どこからか灯油の匂いもして、怖くてガスも使えません。
幸い、うちの職場の人たちも、老人ホームの利用者も、介護士さんたちも、たいした怪我はなかったそうです。
さて、問題は、食事の準備です。
食材を作る工場も被災して、調理ができなくなったそうです。食材が調達できず、始めのうちは冷蔵庫に残っているものや、備蓄していた非常食で対応していました。
日が経つうちに、県外の工場で作った食材が届くようになりました。支援物資も届くようになり、食べ物に困ることはなくなりましたね。
ただ、食事を提供するこちらの仕事場は、てんやわんやです。
いままではマニュアルがあって、決まった作業をしていけばよかったですが、今はそうはいきません。届いた食材を、お弁当のタッパーに詰めればいいだけなんですけどね。簡単そうで、難しいのです。
たとえば、ご飯。普段は業務用炊飯器で作っていました。今は、非常食のパックおかゆで対応しています。被災直後は、パックを開けて、そのままタッパーに入れればよいだけでした。
備蓄品がなくなり、今日は支援物資で届いたおかゆを使いました。このおかゆ、お湯をそそいでしばらく待てばできるというものです。
お湯はどのくらい入れればいい? 待つ時間はどのくらい? 1パックで、タッパーにどのくらい入る?
皆に均一で適切なご飯を出せるよう、てんやわんやしていましたね。先輩方が。
私は下っ端なので、先輩の指示通りに動くだけです。
「宮草さん、あれやっておいて?」「はい、喜んでー!」
支援物資が届くのは嬉しいですが、規格が均等じゃないんですよね。日によって作業方法が異なるので、マニュアルを作れないのが厳しいです。まぁ、そこを均等にさせて、利用者さんたちに平等に食事を提供するのが、私たちの仕事なのでしょう。
ちなみに、今日職場に行った時点で、明日のシフトは決まっていませんでした。職場で先輩たちが話し合って、ようやく明日のシフトが決まりましたね。とりあえず、私は明日休んでいいそうです。
「明後日以降の予定は?」
「わからない」
その日暮らしならぬ、その日お仕事の状態ですね。
まぁ、我々は食事を作ればいいだけなので。現場で働く介護士さんたちは、きっともっと大変なのでしょう。
先のことなど考えられず、今日を生き抜くので精一杯なこの頃です。
ではでは~。
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