第1話
「リスナー諸君ハロワロー!」
『ハロワロー!』
『うおおおぉぉおぉ!』
『待ってましたー!』
「おー、今日もみんな元気でいいねー」
私の名前は
「今日も新宿ダンジョン潜ってくよー」
『おー今日もか』
『えぇ!?大丈夫なの?』
『昨日結構な怪我してなかった?』
「大丈夫だよー?元気ピンピンでございます!」
『*\(^o^)/*』
『んじゃ大丈夫か!』
『おっしゃあ!行くべ!』
『なぜ
「うん。じゃー行くよー!」
『レッツゴー!』
『そーいやふと思ったんだがダンジョンってなんなんだろうな』
『あーそうだな。何気なく受け入れてるけどな』
『【世界の百不思議】のひとつだよなー』
『突然だったもんなぁ』
ダンジョン––––世界中に突如として出現した正体不明の存在。その形状はワームホールのようであったり、洞窟の入り口のようだったりする。
出現の仕方も様々で、建物と同化していたり、空中だったり、水中、はたまた土の中だったりもする。ダンジョンは定期的に探索しないとダンジョン内に存在する【モンスター】が溢れ出てくる【
ダンジョンにはランクがつけられていて、FからSの七段階でつけられている。ランクが高ければ高いほど危険度と難易度が高くなっていく。
『まーでもスキルが出てきた時には不謹慎だったかもだけど俺感動したわ』
『あぁ、それちょっと分かる』
『d( ̄  ̄)』
ダンジョンの出現に伴って人々の中に【スキル】と呼ばれる異能を持つものが現れるようになった。ダンジョン内およびそれに類する存在には現代の銃火器や工具、技術は通用しないため、【スキル】はとても重要なものとなっている。因みにスキルを持ち、ダンジョンに潜る者を【シーカー】、スキルを持ち、ダンジョンには潜らないが、その他の生産などを行う者達を【アシスター】と呼ぶ。
「ねぇねぇ、私のこと忘れてない?」
『おっと、柄にもなく話し込んじゃったな』
『珍しいよなー俺らが話し込むなんて』
『今日なんか起きるんじゃない?』
『フラグが立ちました*\(^o^)/*』
「いやいや大丈夫だって!だって私Bランクでここ同じBランクだよ?なんかあってもなんとかなるって」
『だよな』
『そうだったwwwコモヒメかわいいから か弱げに見えるけど結構強いんだよな』
『今高校生だっけ?それでBはすごい』
「いやー褒められると照れるね」
『言ってることとやってることの落差が凄すぎる定期』
『まぁ、いつものことだしなwww』
『なんでモンスター剣の一振りだけで倒せるんだよwwwww』
「よーしじゃあ昨日到達できた中層あたりまでいくよー!」
『え、また?!』
『ちょっ、いくらBランクだからって連続中層は危ないって!』
『コモヒメなんか焦ってる?』
「ふんふーん」
『鼻歌歌いながらモンスター切りまくってるんですがなんですかこれ』
『おっ?初見さんかな?』
『コモヒメはいつもこんな感じよ』
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2話分割なので第2話に続きます
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