透明な飴 純粋なりんご飴

透明な飴 純粋なりんご飴


「買っていきますか?りんご飴。」


「どうしたの?」


と、嵐くんが聞いた。が、特に何も返事はなく。


「うわ〜ぁん」


と、泣き出してしまった。


「どうしたのかな?」


「うぅ、うぅ、」


私達は、その五が泣き止むまで、待って、泣き止むともう一度、たずねた。


「何か、悲しいことがあった?」


「うぅ、あのね、詩織ね。着色アレルギーでね。りんご飴食べたいけど、食べれないの。」


「でた、でましたよ。莉穂さん。着色アレルギー」


「ちょっと落ち着いて、以外に、思ったより、着色アレルギーノコは、多いのかしら。」


「何か、多いですよね。偶然なんでしょうか?」


「うぅ、ひっく、うぅ」


「もう大丈夫だょ。ここではね。アレルギーの子も食べられるように、研究して、食べれるようにしたからね。医師にも、確認してあるから、りんごとかに、アレルギーがなければ、食べれるよ。」


「本当、やったーじゃあ、食べる。あっ、でもお金持ってない。」


「良いよ。これまだ、試作品みたいなもんだから、試作品として食べてもらって、美味しかったら、売るものだから、無料でok。どれがいい?」


「え、選べるの?」


「うん、同じものでも、品種もあるし、その飴の出来もあるから。」


「じゃあ、これにする。」


「じゃあ、食べてみて。」


「美味しい。」


「そう、それならよかった。ところで貴方、一人だけど、友達と来たでもなく、親とも、一緒に来てないの?」


「違うよ、詩織、お母さんとお父さんと来た。」


「じゃあ、二人はどこにいるの?」


「分かんない。詩織、全力で、走ってここまで来たから、置いてきちゃった。」


「じゃあ、ここで、りんご飴食べながら待ってようか。」


「詩織〜どこだ〜」


「あっ、お父さんだ。」


「詩織〜どこなの〜」


「お母さんもいた。」


「詩織っ」


「いた、詩織、心配したのよ。」


「だって、詩織も食べられるりんご飴があるって、聞いたら、すぐ食べたかったんだもん。」


「詩織らしいな。ところで、詩織は、何でもう、りんご飴を持っているんだ?お金は渡してないだろう?それに食べてあるじゃないか。」


「試作品みたいなものだからってくれたの。あと、私でも食べられるって。」


「すごいな。もう見つけたってことか。」


「良かったね〜詩織ちゃん。ちゃんと、合流できて。」


「うん。ありがとう。りんご飴。」


「いいのよ。にしても、にしても、以外に、着色アレルギーて多いのかしら。前にあった二人からは、話しか聞いてないからわかんないけど、これで3人目。」


「3人目!?」


「「「って、貴方は」」」

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