シュレディンガーのペン先

昨年末、文具店に訪れたときのこと。万年筆のインクのコーナーに見慣れない箱がありました。それはそれは自分の感性にブッ刺さりまして、買うつもりで注意を向けました。

ポップには、万年筆インクの使用できる水性ペンです!と書いてあったので、サインペンのようなものかと箱を見てみると、多分英語でfountain penの文字と万年筆らしきペン先のイラストが。英語に自信がなかったので、どっちだ…と悩みに悩んで結局買ってきませんでした。多分万年筆だと思いましたが勇気が出なかった。

初売り、ふとその文具店に訪れたところ、そのペンは恒例行事の景品となっていたので、1等の高級筆記具を求めてお年玉を握りしめた中高生に微妙な雰囲気を振りまいたのではないでしょうか。木軸のペンとかカッコイイもんね、わかる。新調しようと思っていた、その店で目をつけていた文房具が軒並み売り切れで使い道が無くなった商品券の使い道はここなのでしょう。次見たら件のペンを買おう。ではまた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る