りゅうひめ番外編(EXTRA)

第7話 今のわたしと龍耶

『りゅう〜』

『なに？』

『抱っこ』

『して欲しいの？』

『うん！』

わたしは大好きな龍に抱っこのおねだりした｡そんな龍は...｡

『んー今､ちょっと手が離せないから後でね？いい子で待てて』

『むぅぅーーーー』

『むくれてもダメ｡今重要な書類纏めてるから』

『もぅ...りゅうのばーか』

『はいはい｡私はバカですよー』

『...つーんだ』

『はぁ...｡祈織､おいで』

むくれていたら龍が見かけねて仕方ないなという表情と溜め息をし､わたしを呼んだ｡わたしは迷いもなく龍に飛びついた｡

『いいの？お仕事まだ途中でしょ？？』

『いいよ｡仕事って言っても魔力に関する事とかだし...それに』

『それに？』

『むくれてる祈織も可愛くて好きだけど笑顔の祈織が大好きだから』

『りゅう！！だいすき♡』ぎゅっ

『私も大好きだよ祈織｡まったく私のお姫様は相変わらずワガママね』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『えへへ♡はぁ〜龍のこの肩と豊満な胸やっぱり最高♡』

『ほんと祈織ってわたしのこと大好きだよね』

『初めて会った時からずっとね♪』

『私は...最初素直じゃなかったけどね｡』

『ツンデレってやつだね！今はめちゃくちゃ素直になった龍耶さんだもんね』

『それもこれも祈織への想いに気づいたのが良かったのかも｡あの超堅物ゴリラのコール様との戦いのおかげだね』

『超堅物ゴリラ...くくくっ』

『命名した本人がツボってどうするのよ』

『いやだって龍の口から超堅物ゴリラは笑えるって...くくっ』

『あなたの中の私のイメージって未だに理解するのに苦しむんだけど』

『聡明でクールで何処か陰があるイケメン女騎士って感じ！それがわたしの中の龍のイメージだよ』

『美化しすぎよ』

『実際にかっこいいし！時々可愛いけどね♡』

『左様ですか』

『うむ』(ﾄﾞﾔｯ)

『ドヤっても可愛いのは反則｡今日は作業中止にして祈織をたくさん可愛がろうかしら｡そうしよう｡うん！』

『へっ？龍耶さん？？正気...？？』

『正気よ｡寧ろこれが普通ね』

『あわわわ...やってしまった』

『という事だから祈織ちゃん｡覚悟はよろしい？』

『は､はい！//////』

『ふふっ♪』

わたしは龍耶のスイッチ入れてしまった様です｡どんまいわたし｡ナイスわたし｡この後の事は別の機会にお話したいと思います...ﾄﾎﾎ｡