この素晴らしい世界に爆裂を!!

@hakikonosubafan

第1話この頭のおかしい紅魔族に正論を!!

我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りしもの!私を差し置き最強を名乗る冒険者が現れたとの噂を聞いて勝負をしに来たのだが……あなた達が件の、最強魔法の使い手ですか?」

「「…………」」

「カズマ、なんか変なのが出て来たんですけど!アクシズ教徒よりヤバイ匂いを感じるんですけど!」

「おおおお俺だって関わりたかねえよ!あんな変態族じゃなくて普通に強いクルセイダーとかプリーストくれえなら大歓迎だってーのに!」

二人してしがみつきながら震える中、突然現れた魔法使い風の少女は。

「我が名はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法を操る者!」

ドヤ顔でポーズを決めた後、そのまま名乗りを上げた。

「あの本名教えてくださる?」

「本名ですよ!!」

「じゃあ家族の名前は?」

「母はゆいゆい、父は、ひょいざぶろー、妹はこめっこ」

「おい、こいつアレだ。アレがくるぞ」

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りし者!」

名乗りと共にポーズを変え、もう一度ドヤ顔でポーズを決める少女。

爆裂魔法はともかく、何だか聞き覚えのある名前ばっかりだった。

と、言う事はひょいざぶろーはあのひょいざぶろーなのか? いつもギルドで飲んだくれてるあの男が?いやでもひょいざぶろーの奥さんの名前までは聞かなかったしな……。

俺が困惑していると、めぐみんが背負っていた杖を取り出して構え、こちらにビシッと向けてきた。

「あなた達に一つ聞きたい事があります!」

「いや待って欲しいんですけど。俺は普通にアクセルの街に帰りたいだけで……」

「我が望みは魔王討伐……。そして、新しい魔王になり世界を制服することです!!もし教えてくれたら何が起きようとも私が守ってあげましょう!的には紅魔の里に来た際、結界を張り巡らした中で囚われの私を助けてくれるというシチュエーションが……」

「おまわりさーん!ここに危険人物がいまーす!!」

俺の叫びにめぐみんがビクッとなる中、アクアが平然と言った。

「ねえ知ってる?この子紅魔族の中でもかなりの変わり者らしいわよ。なんでも学園に入る前から、爆裂、爆裂言ってたみたいよ。」

「……我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りし者!」

めぐみんの自己紹介にアクアが俺にヒソヒソと。

「ねえ聞いたカズマ?やっぱり紅魔族って変人揃いなのね」

「おい止めろ!私の一族の評判が悪くなるだろうが!」

それを聞いためぐみんはプルプル震えながらも杖を構え、なおもポーズをとりながら叫ぶ。

「我が望みは魔王討伐……そして、紅魔族の中でも一番の優等生と言われた私が、外の世界で立派な魔法使いとして名を馳せる事です!!」

そんなめぐみんに俺は、「でお前は、俺たちに何を教えてほしいんだ?」てをもじもじさせながらめぐみんは、言った「それは、ですねぇ教えてほしいというか私を...私を、パーティに入れてください!!」それを聞いて俺は、「無理です」と即答そしてアクアも「えぇ私でも分かるわこの子は、だめな子よ」

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