2024.08.30(金)
2024.08.30(金)
寝る前に彼女に全身をマッサージしてもらった。わたしはけっこう酔っていて眠いのもあってほとんど覚えていなかったのだけど、普通にされるがままになっていたらしい。
その後、(もごもご)。
そして就寝。
朝7時、ドリップコーヒーを淹れる。主に彼女に飲んでもらうことに。
そして、ホットケーキを焼きはじめる。人生二度目のホットケーキ。4枚焼いて2枚ずつにする。今回はむらなく焼き色を付けることもできた。バターを載せてメイプルシロップをかけ、ナイフフォークで食す。材料を混ぜて焼くだけだけど、これも美味しいと喜んでもらうことができた。
食後、彼女が今日でいったん帰らないといけないというのでナーバスになり、反動で我慢していたタバコが吸いたくなったらしい。それで外に出てスモーキングタイムと相成った。わたしも傍について家の周りをぐるっと歩く。すこし小雨が降っていたけれど、傘はいらないレベル。田圃の稲の写真なども撮ったりして時間を過す。
散歩から帰ってきて着替えタイム。
10時半には準備を整え、最寄り駅に向かう。
JR。行きもそうだったけど、JRの社内の中づり広告の二枚目はかならずキリンの一番搾りの配色の、ビールの宣伝になっていた。ここまでに三回みたけど、すべて違う人が広告に起用されていた。これは何種類あるんだろうと素直に思う。一番搾り好きとしては見逃すはずもなく、写真を撮ってしまう。ビール、いいねえ。
空港について、そこに入っているマクドナルドで昼食をとる。
頼んだのは、ロコモコバーガー2個と、ナゲット、ポテト、ミニッツメイドオレンジ、コカコーラゼロ、すいかフラッペ。
ロコモコバーガーはソースの味が何が入っているのかわからなかったけれど、食欲を喚起するものだった。
空港にはほかにも食べ物屋さんがいっぱい入っているから、今度はここにも来てみたいねという話を彼女にしながら出発までの時間を過した。やっぱり時間が近づくと切なくなってくる。でも10月まですぐさと思い直して悲しんでいる彼女をなぐさめる。
しかし台風の影響で欠航するとかなくてよかった。
また10月に会うのを楽しみに、ひとまず一周年を祝いあうこの四日間は終わった。
しばらくはまたVCでやりとりする日々になる。
5時前、JRに乗る。
帰りの電車内ではローダンの719巻を読む。『ベントゥ・カラパウへの道』。後半部は遺伝子情報を操作してヒューマノイドを生成するクローン技術にまつわる話。クローンの生産が進むにつれて、なぜか不良品(という言い方は悪いのだけど)が生じてくるのはなぜなのか。そこについてすこしだけ種明かしがなされる。遺伝子情報を組み替えてしまうウイルスを持った魚を、クローンを生み出す母体の餌の中に混ぜ込むことを目論む謎の知性ある魚がいるとのこと。その魚を用意したのは、クローン研究の第一人者である科学者フェルドールであった。しかしそのフェルドールもカンタロの追及の前に倒れてしまう。科学者の遺伝子をもとにして生成されたアリボという特別なクローン体は、これまで知らなかった外の世界に出ることになり、そこで反乱分子たちと行動を共にする資格を得たのだった。これまでに登場した星や土地のことにも触れられてあった。
p.206
〈「よし」フェルドールはうなずき、話をつづけた。「おまえは、わたしが自分の細胞を使って、わたしに〝似た者〟としてつくったインヴィトロだ。大事なのは〝似た者〟という点だ。わたしは自分のコピイをつくりたかったわけではない。わたしの長所の大部分をそなえているが、たくさんある欠点は受けついでいない子孫がほしかったのだ。つまりおまえは、わたしがこうありたいと願う、わたし個人の理想像なのだ。これは本当のことだ。事実として受けいれて、けっして忘れないでほしい。要するに、おまえはわたしの息子だということだ」〉
ローダン719巻は読み終え。その後、古い方のローダン79巻を読む。いまは、なぞの虫〈ホルンシュレッケ〉にどう対処するかという話。このホルンシュレッケはなんでも溶かす、溶かして吸収する。そして十分に一回くらいの割合で分裂して、1⇨2⇨4⇨8⇨16とその数を増やしてしまう。数時間もあれば、たった一匹の虫が無数に増えてしまって、宇宙船でもなんでもそのアルコン鋼まで食い破って廃材にしてしまう。複数の星では、この虫がつぎつぎに増殖して人が住めなくなってしまった。誰がどんな意図でこの虫の禍をコントロールしているのか。これが〝それ〟が言っていた新たなる脅威なのか、それともホルンシュレッケの一件はこれから起きる惨事の予兆でしかないのか? と気になる点が多い。
みっちり読書をしながら、彼女はちゃんと向こうに着いただろうかと思いを馳せる。これまでの充実した四日間からの落差を埋めるために、読書をして気持ちを静めていた面もあったか。
駅を出て、「ちゃんぽん亭」で特製豚そばを食す。けれど、特製を謳いながらどこに「特製」のゆえんがあるのかがわからない。もしかしたら注文をまちがって受け取られた可能性があるか? と思われたけど、指摘しないことにした。これなら普通の豚ソバとほぼ変わらないのではないかと思われて。
食後、バス停で時間まで待って、最終の便に乗る。
9時前、帰宅。
帰宅してDMを確認すると彼女の方が先に自宅についていたようだった。
わたしはシャワーだけ浴びてしまって、その後、VCをつなぐ。
彼女に挨拶をして、空港で別れてから後の話を聴いたりしながら、〈秋味〉と〈杜の香 ジンソーダ〉などを飲む。
おつまみに〈大丸水産 浜焼き帆立貝〉と、セブンの〈プレッツェル ペッパー&ベーコン風味〉を食す。
二人で撮った写真などみながら時間を過した。
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