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  • ひとつめへの応援コメント

     カクヨムの仕様上、レビューへの返信はできませんので、こちらに書かせていただきます。

     カクヨムで作者が返信可能なのは、この応援コメント欄です。

     あとは、近況ノートは掲示板のように使えるので、連絡用として使われることがあります。


     Steamで書いた"Dear Esther: Landmark Edition"のレビューは、あのゲームを日本語訳した際に使った文体を真似しています。

     あれがサリンジャーっぽかったのは、あのゲームがそういう雰囲気のあるゲームだから、というのもありますし、翻訳文体だからでもあるでしょう。
     普段、私が書いている作品の文体とは、ちょっと違うと思います。

     というわけで、あの文体が好きなら、あのゲームを買って私の日本語訳MODを入れれば、結構楽しめるのかもしれません。
     歩くことしかできない地味なゲームなので、なかなかおすすめしづらいところですが。私も最初の3周くらいはプレイしていて寝そうになりましたし。私が入れていた日本語訳MODが誤訳だらけで何を言っているのかわからなかったのもありますけど。

     あのゲームの良さがわかるのは、ある程度プレイして話の内容をだいたい把握してからなんですよね。そうすれば、あのゲームにランダムで登場する小物や演出の意味がわかってきて、発見する楽しみが出てくる。
     用意された謎を解くタイプのゲームではなく、イースターエッグみたいなのを自分で探して発見するところに面白さがあります。


     Steamのレビューは「参考になった」がそこそこ付かないと埋もれて読まれなくなるので、あまりレビューが付いていなかったり、他のレビュワーが言及していないけど、購入前に知っておいた方がいいと思われる情報がある場合のみ書いています。
     プレイした後に「誰かがレビューで書いていて欲しかったな」と思う情報を提供している感じですね。

    "Dear Eshter"のレビューだけは特殊で、日本語訳MODを作ったよ、ということさえ告知できれば良かったので、文章では遊んでいます。
     まあ、全く無意味なわけではなく、日本語訳の品質サンプル、という意味合いもありましたけど。


     文体模写は文章上達の手段のひとつで、私も子供の頃は、いろんな文章のパロディを書いていました。
     ただ、誰かのコピーは、少しでもズレると違和感になるんですよね。そして、オリジナルでない以上、どうしたってズレは生じてくるわけです。真似をしようとすればするほど、オリジナルとの違いが強調されて、気持ち悪くなってしまう。

     なので、どこかでコピーではなく、自分なりのやり方を模索することになります。
     とはいえ、無から有は生まれないので、他の作家の文体も参考にして、いいところ取りするとかして混ぜていくことになりますが。


     というわけで、"Dear Esther"の訳文と、私の作品の文体は、必ずしも近いとは言えない気がしますが、もし読んでもらって、気に入っていただけたら幸いです。

     そして、あなたがご自分の文体を作り出せるようになることをお祈りします。

    作者からの返信

    お返事ありがとうございます!
    まさかこんなことがあるなんて! 先生から直接返信を貰えるなんて思いもしませんでした!

    カクヨムの仕様、ゲームについて、小説について、お忙しいなかわざわざ教えて頂きありがとうございます。もう何もかも頂いた気分です!

    これからもいちファンとして、先生のご活躍を期待しております。
    でしゃばって、色々な事(小説論とか個人的なこととか)を先生に喋っちゃいそうなので、このぐらいで失礼いたします。本当にありがとうございました!嬉しかったです!これからも応援してます!

    追記
    もし何かまた喋りかけてしまったら、『ああ、我慢できなかったんだな』と思ってください!