夢幻郷

村人B

第1話 あらすじ

5歳の時、家族が殺された。夢にも思わなかった。ただ、目の前で冷えていく家族を俺は見ているしか無かった。「お兄ちゃん、お兄ちゃん」って痛いだろうに、苦しいだろうに俺を呼んでいるんだ。近くに行って、頭を撫でてやるが、もう、そこには息をしてない妹の姿だった。怒りと悲しさで俺は悲鳴と涙を流した。そして、小さく嘲笑っている殺したやつを睨みながらナイフを投げた。

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