2024/3/18 さらばフィールズ

 2021年にドラフト1巡で指名され、以降3年間シカゴ・ベアーズのQBを担ってきたジャスティン・フィールズ。

 来季は新人で臨むことがほぼ確実視されており、トレード放出が濃厚となっておりましたが、この度正式にピッツバーク・スティーラーズへトレードされてしまいました。


 スティーラーズですか……

 このチーム、既に実績あるQBラッセル・ウィルソンもトレードで獲得しているんですよね。

「まだフィールズは半人前だよね」という評価が伺えるところではありますが、同時に「ウィルソンも長くなさそうだし、一年ウィルソンでしのいで、その後はフィールズに頑張ってもらおう」という戦略もあるということでしょうか。


 このトレードでベアーズが獲得したのは来季のドラフト6巡指名権。

 3年前のドラフトでフィールズを獲るために、ラムズに1巡二つ差し出したことを考えれば、ちょっと高くついてしまいましたかね。


 そのあたりは別にしても、まあ、新天地で頑張ってほしいものです。

 この3年間に関しては「このメンバーで勝てよというのは厳しいよね」というのはありました。昨季の1巡1位ブライス・ヤングにも言えますが、いくら素質があっても1人で何とかしてくれというのは不可能。

 周囲があまりにも貧弱過ぎたわけで、不振の責任がフィールズにあるというのは可哀相です。そんな中で「おぉ、凄いねぇ」と思わせる孤軍奮闘のランを見せてくれたのは感謝したいところ。

 その一方で、「でも、もうちょい投げられるレシーバー見極められるようになってくれれば」というのもありました。走る方はともかく、肝心の投げる方がちょっと……。

 恐らく昨季、まあまあ揃い始めてきたチームでも勝ちきれないパフォーマンスを見て決定となったのでしょう。


 とにかく、これでベアーズはドラフトで次のクォーターバックを迎え入れる準備が整いました。

 フィールズの時と比べるとバックアップ体制はバッチリ整っていますので、今度は言い訳できない状況ですので、期待に応える活躍をしてほしいものです。

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