2024/1/7 今更、大谷翔平と山本由伸の契約
最初に触れたように、敢えて言うならドジャースとブレーブスを応援している川野ですので、やはり大谷と山本については触れておきましょう。
今更感もありますが、契約した時は、まだ始めていませんでしたので(笑)
まず大谷。もちろんドジャースが本命ということは理解していましたが、率直に言うと「できればブルージェイズかレンジャース、あるいはエンゼルスに残留してくれないかな」と思っておりました。
もちろん加入が戦力としてプラスなのは間違いありませんし、野球界随一の選手を保有するというチームの格の面でもプラスではあります。
ただ、ドジャースの戦力的な部分で見ると、大谷抜きで充分地区優勝は出来るんですよね。
ここにプラスアルファ、プレーオフで活躍できる選手が欲しいのですが、大谷は二刀流という性質上もあって、疲労が蓄積する終盤はかなりヘトヘトになっています。
だからプレーオフ、ワールドシリーズを勝ち抜くために必要かというと、ちょっと違うような感があるんですよね。
もちろんフル稼働を求められるエンゼルスと選手層の厚いドジャースとでは違うわけですが、プレッシャーはドジャースの方が強いので、純戦力的なことだけを考えるなら先発と計算できる選手二人の方が賢かったというのはあります。
そういう点では日本では後半になるほど調子をあげていた山本由伸の方が良いかな~と思っておりましたが、あそこまで巨額契約になるとこちらもしょっぱなからフルパワーで入らないといけない。
契約が足かせになるかもしれない感はありますね。
で、もう一つ、巨額の契約分を後回しにする特殊な年俸体系。
これ、仮に私が代理人で、本人がこういう契約をしたいと言った場合には、以下の二つの理由で反対しただろうと思います。
「10年後のファンのほとんどは10年前のことなんか覚えていない。10年間で何回も世界一になれば多少は緩和されるが、それでもこれから生まれる子供は恩恵を受けることができないまま、物心つく頃に君の後払いの負担を負うことになるかもしれない。多額の後回しはあまり感心できない」
「野球をもっと広めたいのなら、君は世界一の年俸を受け取るべきだ。長者番付でメッシやロナウド、レブロン・ジェームズやアメフト選手、ゴルファーや格闘家の上に立つべきだ。君が年俸の面で控え目になれば、成功したいドミニカやヴェネズエラの選手達が野球を離れるかもしれない」
もちろん反対するだけで、決めるのは本人ですけどね。
実際にどんなやりとりがあったのかは分かりませんが、長期的観点から見れば、言われているほど良い契約ではないように思います。
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