「なろう小説はクソつまんねえな!」という声を、あなたがシカトしていい3つの理由
どうも、熊ノ翁です。
Twitterで、YouTubeで、あらゆるメディアでなろう作品が罵倒嘲笑され続けている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?
大体言われている内容としては「話がテンプレばっかでありきたり」「文章力が低い」「ステータスだとか意味不明」「ファンタジーじゃなくて単なるゲーム世界」とかまぁ、こんな感じでしょうか。
まったくもってなろう小説は創作界隈の癌、存在価値のない可燃ゴミですね。
書いてる連中もネットで言われているように、低所得低学歴で人生が上手くいってなく、童貞で現実逃避のために都合のいい異世界ファンタジーを書き殴って日々妄想に耽っているに違いありません。
こんな人生諦めた社会の役に立たない犯罪者予備軍の如き連中は、速やかに福祉につなげて世間から隔離した方が良いに決まってます。
事実、SNSでもなろうの感想欄でも「もっとマトモな小説を書け」「一般文芸の文章を参考にしろ!」「こんなので読まれて嬉しいのか!」「これでラノベを名乗るな!」といった素敵な火炎瓶が投げ込まれています。
ここまでいろんな人に嫌悪感を与えるなろう作家という連中は、本当に害悪以外何物でもありませんね。
YouTubeでもなろう作品がいかにつまらなく、くだらない、読むに堪えない代物であるかを図入りで熱心に解説している動画が多々あります。
中には作品の画像を出版社に無許可で使い、著作権法を侵害してまでもなろう作品をディスっている動画もありまして。
訴訟も損害賠償請求も顧みず、なろう作家に苦言を呈する動画製作者様達の献身的な熱意には、実に頭が下がります。
ここまで言われているのに、何故なろう作家達は外ならぬ読者である彼らの声に真摯に耳を傾けないのでしょうか?
より良い作品を作りたいと考えるのならば、物書きとして、クリエイターとして、彼らの苦い提言に耳を傾け、今後の作品作りに活かすべきではないでしょうか?
結論から言うと、聞く耳持つ必要ありません。
その理由は大きく三つあります。
一つ目の理由。
『相手は単に罵倒したいだけ』
「お前、才能無いよ」「これは〇〇の劣化コピー」
こんな感じのクソリプじみた感想、ちょいちょい見るわけですが、まず大前提としてこのようなディスりコメントについては意見を聞く必要がありません。
これはただ相手を傷つける事を目的とした言葉です。
Twitterのマシュマロや匿名質問箱にこのようなクソリプが投げ込まれ、心を痛めている作家さんをちらほら見た事が熊はあるわけですが、こういう声はマジに聞く必要ありません。
相手はただただこちらを傷つけるためだけに暴言を吐いているわけで、そこに「作品のために何か役に立つアドバイス」なんてもんがあるわけがありません。
いじめを行う子供の言う事を聞いたとして、相手がいじめを止めてくれる可能性なんてまず無いでしょう。
それと同じです。
この手の発言をする輩は「あなたを傷つける事」が目的です。
仮に相手の罵声を聞き、改善し、作品を書き直したところで同じようにまた暴言を吐きつけてくる場合がほとんどです。
彼らからすれば、あなたが作品をどう改善されようが知ったこっちゃないんです。
よって、こういった発言は「聞くだけ無駄」という事になります。
二つ目の理由。
『助言が現状に即してない』
なろうアンチな方々でわりかし多く見られる意見としては「なろうは冒険者ギルドやら転生やらスキルやらステータスやら意味の分かんねー設定の作品ばっかりでクッソつまんねーんだよ」みたいな物が少なからずあったりします。
ええと、なろうをある程度知ってる人には言うまでも無い事ですが、そもそも今のなろうではそんな昔のトレンド作品流行ってません。
指摘の方向性が完全に時代遅れで、この手の事を言ってる人はそもそもなろうの現状をロクに理解できていない可能性が極めて高いです。
そんな見識の古い人の意見がどこまで役に立つかというと、まあ疑問ですよね。
この手の人は、なろうアニメやコミックを適当に見て思い込みで感想を言ってる場合が多いわけですが、情報が5年は遅いです。
令和の現代でコロナ以前の平成のブームを基にして何がウケるか等を語られても全く参考になりません。
こういう人の意見は「小説」についてはともかく「今、何が良しとされているか」といった物事についてはまるでアテにならないと思った方が良いでしょう。
そういう人に限って「今はこれがウケる!」というのを不思議と語りたがるものですが、マジに聞く価値ありません。
三つ目の理由。
『そもそも本当にそいつは必要な読者か?』
ここが最大の疑問となる箇所で、まず「なろう系」と一まとめにしてディスってくる連中ってのはそもそもあなたの作品の主要な読者層なのかという疑問があります。
ここは一つお店で考えてみましょう。
基本的に、店に嫌がらせをしたり唾を吐くような真似をする輩はロクな客ではありませんし、少数派のクレーマーです。
店をより良くするには、現状のこの店にそこそこ満足して何度も来店してくれている大多数の顧客の声こそが必要なのであって、何かにつけてケチつけてまわる奴の意見というのは正直必要ありません。
仮に、現状に強い不満を抱く顧客の言うとおりの要望に応えて店のサービスや取り扱う商品を変えたとしましょう。
その場合、今までの店の方向性で満足してた顧客はどうなるでしょうか?
「いやあ素晴らしい!」と褒めてくれ、満足してより店に足繁く通ってくれるでしょうか?
答えは逆です。
少数のクレーマーの言う事を聞いた所で満足するのは少数のクレーマーに過ぎず、今まで店に通ってくれていた大多数の顧客は不満を覚えて足が遠のく場合がほとんどです。
小説についても同じことが言えます。
文句を言ってくる一見さんや、少数のクレーマーの声を仮に聞いたところで少数のクレーマー向けの、読む人の少ない話が出来るだけです。
あなたが「今までの読者とは違う層の人たちを喜ばせたい」と考えるならともかく、そうでないなら耳を傾ける必要はないでしょう。
ふらりと立ち寄ってクソリプを投げつける連中については言わずもがなです。
仮にそのような連中の要望を満たしたところで、そいつらがあなたの小説を再び読みに来ることなど無いでしょうから。
あなたが小説家になろうで掲載し、そこで多くの人に読んでもらおうと考えているなら、耳を傾けるべきは小説家になろうであなたの作品を楽しんで読んでくれている人たちの声であるべきです。
とまあ、ざっくりこんな感じの3つの理由から、あなたはあなたの作品を楽しみ、応援してくれる読者の方を向いて創作活動に邁進すべきであり、よくわからんクレーマーや外野の声はシカトすべきだと熊は思うわけです。
それでは皆さま、良い創作ライフを!
あなたの創作活動に幸あれ!
「なろう小説はクソつまんねえな!」という声を、あなたがシカトしていい3つの理由
……END
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