茶うさぎから白うさぎへの手紙 2024

128 持ちつ持たれつ

こんにちは。

　母親の体調は、落ち着きました。とは言っても、まだ病み上がり……切っていない感じですが、それでも、一昨日の夜の事を想えば、ずいぶんと良くなりました。

　やっぱり人にとって、一番大切な療養は寝る事ですね。皆さん、無理をしないで十分な時間、寝てください。

　という事で、大丈夫だと言い張る母親に甘えて、元気に出勤してきました。

　それで今日の出来事。いやぁ、まぁ働いていたら色んなケースに遭遇するものだなぁと思った一件がありました。

　うちの天然くんが、ひと騒動起こしているらしい。なんでも、ハローワークにうちのクレームを言っている？状態なのだとか。

　経緯はこうだ。

　年明けに、彼の母親に病気が見つかり、通院と手術が必要になったので、看病のために仕事をセーブしたいと店長に相談があり、快諾をしたそうなのだ。けれど、手術が済み、頻繁な通院が終るまでの話だと店長が思っていたら、これからずっと母親を面倒見るのに、契約の時間も減らしてほしいと言う話しで。

　お母さんのお世話をするのは良いけれど、生活もある訳で。しかも、この先ずっとという事は考えにくいんじゃないかな？と思った店長は、そのように話をしたのだけれど「この先お別れするかもしれないので」という究極の切り札をきられて、契約の変更をしたらしい。

　私もこの件は、リアルタイムで「お母さんが大変らしくて、仕事の時間を減らすらしいけど、生活は大丈夫なのかなぁ？」と相談という訳ではないけれど、まだ迷いのある店長から、一般的な意見を求められたりしていたので、知っていたのです。

　で最近、契約変更により勤務時間数が少なり、雇用保険の条件が満たされなくなったそうで、離職していないのに離職届？が自宅に届いたらしい。

　システム的に送られて来ただけの話だから、無視をすればいいだけのものなのだけれど、離職していないのに、離職したことになっている？と天然くんが、ハローワークに問い合わせをして、雇用保険が満期の一年を待たずして切れている事が発覚したのです。

　11ヵ月の雇用保険の適応期間の後、あと一か月を待たずに、ギリギリで雇用保険が受け取れない事になっている。

　確かに、満期の問題に気が付かなかったのは、店長や会社の失態と言われたらそうかもしれないけれど、それでも勤務時間の変更は「お別れするかもしれない」と言われてまで迫られた、本人の要望だからです。

　どの時点から、再びたくさん働きたくなったのかも、よくわからなくて。でも最近、ちょっと本人も少ないかなぁ？と思っている空気もみんな感じているようなのだけど、希望出勤日を書いた表を見ていても、やっぱり結構な出勤できない時間や日がある状態。

　どうしたいんだろう……そこが、かなりの天然くんなので、会話が成立していない事が多くて困っている。店長も困っているけれど、ハローワークに現状を知るために電話をかけてみると、ハローワークの担当さんも、困っていたらしい。

　雇用保険満期を待たずして切ってしまったのは、どうなるのかは、こちら側のさじ加減ではどうにもできない事だから、会社サイドではどうする事も出来ないけれど、店長と部長が相談して「また新しく、時間数を増やした契約に変えてあげるしかないのかなぁ～」と言っていた。

　こんなにコロコロと契約は変えるものでは無いのだけれど……、優しさですよね……

　彼はそこを分かってくれるだろうか。

　振り回されているだけなのに、わざわざあちこちに連絡して状況を把握したり、制度を聞いたりしてくれるなんて事ないよ？

　「あなたが望んだことでしょ？」で終わる話なのだから。

　彼がハローワークでどのような自己弁論をしていたのは、店長からは聞かなかったけれど、まぁそれも優しさですよね……

　みんな、持ちつ持たれつで、お互いが守られながら生きているんです。逆恨みなんてしないで、今回の事でそれを勉強してくれたいいなぁ。