第13話 土曜日の天気の崩れ

もともと午後、雨が降るかもしれない。

たしかそんな日だったが、あたたかな日差しが気持ち良い。

天気予報を見直せば、雨の降り出しは夕方とある。

急いで神社へと、予定を早め、支度をした。

出かける直前、空はまだ明るい部分もあるが、灰色がかった雲が増えてきていた。

外へ出て数歩、

ポツポツポツ。

(小雨、小雨〜っ、このくらいの雨なら)

ボツボツボツ

(けっこう、雨つぶが大きい)

急に来た雨雲は、いったんはぬけるようだが、また1時間もすれば次の雨雲にみまわれるそう。


途中で天気が崩れず、よかったといえばよかったが、家に戻る事になった気持ちは、ハレない。


(今日は来るなって事なのかな)


(今年はいろいろあるなー!)


雷まで鳴ってるー!

崩れ方ひどすぎっ。


(今日はもう行きませんよ、行きませんー!)

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