監禁じゃなかった

眠りから覚めたら、真っ暗な部屋にいた。狭くて、息苦しく、少し動くと何かに当たる。何でこんな所に眠ってたのか、なにも思い出せない……。呆然としていると、キィ、と何かが開く音がした。


「お前、クローゼットの中に隠れてたのか。ん? 何してんだ、って……いや、俺とかくれんぼしてんだろ」

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