第13話 遺言の意味を考える日/『ぱなしさんの最期』

「一人きりにするのが心配だから、私は主人を見送った次の日に逝きたいわ」

古い邦画の台詞にありそうな言葉に酔う良妻然とした友人に辟易した。

ただの自分勝手。実際そうなったら親族に負担かけまくるだろ。

喪主も施主も務めたことがある看取り経験豊富な私は、現実的な遺言書の作成をお勧めした。




◆1月13日は「遺言の意味を考える日」/2024年1月13日作

#140字小説 『ぱなしさんの最期』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る