(正月編) 電車痴漢から救った女子は日本中で超超超有名なアイドル様でした.....。
アキノリ@pokkey11.1
第?章
ダラダラダラダラ
ダラダラな年末
☆(矢口基介)サイド☆
お正月といえば何というか。
おせち。
そしてお雑煮のイメージがある。
俺はその2つを考えながらボーッとテレビをまた観るものと思っていたのだが。
今年からそうはならなかった。
「基介―」
「.....何だ。煩いな」
「何か作ってー」
「.....お前な。俺の家事能力を甘く見るな」
何で12月31日の日に音心が居るのだ。
そもそもあんな事があったから気まずいのだがコイツには羞恥心は無いのか。
思いながら俺は台所でお茶を淹れた。
そもそも俺は.....スカートで寝っ転がる様なえっちな子は認めてない。
下がスパッツだとしてもな!!!!!
「お前な。スカート姿で寝っ転がるな。中身が見える」
「スパッツですー」
「お笑い芸人を見ながら言うな!!!!!お前は俺の妹か!!!!!」
「姉とも言う」
「言わねぇよ!!!!!」
この野郎!
と思いながら俺はソファで寝っ転がってお菓子をバリバリ食べて大笑いする音心を見てみる。
そして俺は盛大に溜息を吐きながら横のソファに腰掛けた。
すると音心が起き上がった。
それからニコッとして俺の膝元にダイブして来た。
「何をしているんだ!?」
「それは勿論。イチャイチャですよん♪」
「馬鹿野郎!冗談でもキツイ!」
「私はキツくないよ?だって基介だし」
「.....あのなぁ」
そんな会話をしながら音心を見る。
すると音心は「何だったらキスも出来るし」と話す。
俺はボッと赤面した。
「冗談でもよせ」と口元を隠しながら横を見る。
だがその言葉に「うん?冗談?冗談言わないよー」と俺を見る音心。
「.....あのな」
「私は君が好きなんだから」
「.....それは聞いた。.....分かったから」
「恥ずかしがる基介可愛い」
「いい加減にしろ」
その様に話しながら俺は時間を見る。
するとあっという間に楽しい時間は過ぎた。
もう夕方の16時だった。
音心を見る。
「ここから時間かかるだろお前。帰った方が良いんじゃないか」
「そうだねぇ。残念だけど帰るかなぁ」
「おう。.....また明日な」
「うんうん。じゃあ.....帰りのキスは?」
「ある訳無いだろ。そもそも先ず俺達はカップルじゃねーよ」
そんな会話をしながら俺は溜息を吐きつつ音心を見る。
すると音心は「ちぇー」と言いながら立ち上がって手を洗ってから鞄を持つ。
それから「んじゃまあまた明日ねぇ」という感じで挨拶をした。
俺は苦笑しながら「気を付けて帰れよ」と見送る為に玄関に立つ。
そして音心は俺を見た。
「うん」
「.....じゃあ」
「あ。頬に何か付いてる。しゃがんで」
「.....え?ああ。.....さっき食った菓子のカスかな」
それからしゃがむとこれ幸いという感じで音心がしゃがんで俺の頬にキスをした。
俺は「!!!!?」という感じで驚愕しながら音心を見る。
音心はニヤッとしながら俺を見てくる。
そして「油断大敵だよ」と笑顔になってから踵を返す。
「お、おまえ!?」
「私はキスを諦めたとは言ってないよ。アハハ」
「.....こ、こんちくしょうめが.....」
「えへへ。基介。愛してる」
「わ、分かった。も、もう帰れ。恥ずかしい」
それから俺は赤面しながら「じゃね」と言う音心を見送る。
そして俺は無人になった部屋を見渡す。
するとインターフォンが鳴った。
俺は驚きながらインターフォンを覗くと.....何故か荒木が居た。
「荒木?どうした?」
『新年を祝いに来た』
「.....いや。お前な。時間が遅くなるし有り得ない」
『私は家族は誰も居ない』
「.....いや。そういう問題じゃない」
『まあ隣の部屋に泊まればん万々歳でしょう』
まあ確かにそれだったらアリかもな。
思いながら俺は「分かったよ。キチンとしろよ」と言いながらドアを開ける。
すると「はろ」と言いながら荒木が入って来る。
準備万端の様な感じでだ。
俺はそのお菓子や寝袋を持った様な荒木を見ながら「重くないか」と聞いてみる。
「いや。全然」
「そうか。.....横の真紀には連絡したか?」
「してない。さぷらいず」
「.....良いのかそれって.....」
サプライズで泊まりに来るって相当迷惑だな。
思いながら俺は顔を引き攣らせる。
すると荒木は「私達の絆は常に繋がっている」と答えた。
それから「真紀もオッケーだろうし。.....問題はない」と言う。
「.....お前らの信頼度はめちゃ高いんだな」
「そうだね。お互いの信頼度は高い」
「.....羨ましいこった」
「何を言っている。貴方も仲間」
「.....そうか。.....ありがとうな荒木」
そして荒木は俺に笑みを浮かべる。
俺はその姿を見ながら「これから連絡するのか」と聞く。
すると荒木は「そうだね」と返事をしてから玄関から出て行った。
それから数秒してから戻って来て「「ええよ」だって」と親指を立てる。
「そうか。良かったじゃないか」
「だね。それじゃあ.....基介」
「?.....何だ」
「ゲームしましょう」
「.....なんのゲームだ?」
「ボードゲーム」
「.....ああ。するか。暇だしな」
それから俺達はボードゲームを広げてからゲームをし始める。
すると途中から真紀も参加してから戦いは本番になった。
そして.....年があっという間に明けた。
真紀、俺、荒木の3人で年越しとなった。
☆
「おせち作るね」
「真紀。任せても良いか」
「うん。任せて。作るのは得意だし仕込みもしたし」
そんな感じで会話をしながら居るとインターフォンが鳴った。
ドアを覗くと.....そこに鬼門が居た。
俺は慌ててドアを開ける。
鬼門が「呼ばれたから来た」とそっけない感じで返事をする。
「.....よく来たな」
「お前の為じゃねーぞ!?か、勘違いするなよ!」
「勘違いも何も。.....有難うな」
「.....ったく。.....これ正月の食材」
それから鬼門は何かを取り出す。
それはかまぼことかだった。
正月の卵焼きとか。
「.....お前が作ったのか?」
「まさか。私はこういうの苦手だ。だから母親に作ってもらった」
「.....そうか。.....仲は良いのか?」
「.....!.....ああ。まあな」
俺達の状況を知っている為か。
かなり気まずい感じになる鬼門。
俺は「大丈夫だ。そんなに心配しなくてもな」と苦笑する。
それから室内を見る。
「.....みんな居るから」
「ああ。何から何まですまないな」
「.....俺は何もしてないし彼女達が勝手に入った」
「はは。そう言いつつもお前もそこそこの野郎だな」
鬼門は肩をすくめながら「んじゃお邪魔するぜ」と中に入る。
それから「かえちゃん!」と声がする。
俺はそれを聞きながらドアを閉める。
(今年も色々ありそうだな)とかそんな事を考えながら肩をすくめる。
「きーちゃん」
「.....みんな。元気か」
「うん。元気。この部屋に泊まったから」
「おいぃ!!!!!」
何を言ってんだ!確かに事実だが!オブラートに包んでくれ!
俺はそんな事を思いながら荒木を見る。
鬼門はドン引きしながら俺を見る。
「お前最低だな」と言われた。
「.....女子高生を家に泊めるとか.....」
「あくまで俺のせいじゃ無いけどな。.....全部」
「.....まあゆうのアレだろうし納得はするけどな」
「お前な。初めっから知っているなら勝手にドン引きするな。本当に青ざめたぞ」
そんなツッコミを入れながら「まあマジに手出ししたら私がお前を殺すけどな」と笑顔になる鬼門。
俺は青ざめながら「お、おう」と反応した。
それから鬼門は「ったく」と言いながら周りを見渡す。
「.....ん?今.....おせち作っているのか?」
「そうだよ。特製おせち」
「そうだね」
「はー。それでこんなに良い香りが」
「そだね」
「.....すっかり入り浸ってんな.....」
「そうだねぇ」と痒い感じで返事をする真紀。
それから真紀は荒木を見る。
荒木も「ここは家だから」と答えた。
そして「我が家みたいな感じ」ともだ。
「.....そうなんだな」
「.....きーちゃんの家でもある」
「.....私の家?.....いや。私はいいよ」
「まあまあそう言わずに」
ニコニコする荒木。
「いやお前ら。良い感じになっているけどふざけるな。俺の家だぞここは」と俺は眉を顰める。
すると荒木は「そうだっけ」という感じにすっとぼける。
いやあのな。
「でも美少女が3人も居る。これでノーカン」
「そんな訳あるか!!!!!」
「煩い」
「いや!?お前何言っているの!?」
俺は大慌てで反応する。
すると3人はクスクスと笑い始めた。
そして鬼門が俺に向いてくる。
「ヤケになんなよなお前」という感じでだ。
俺は「なるに決まってんだろアホか!」と怒る。
「でもまあ。色々あるけど。基介さん。.....今年も宜しく」
「そうだね」
「.....アタシはどうだって良いけど」
「はいはい。宜しく宜しく」
「何その適当な返事」
「腹立つ」
朝からずっと部屋を占拠している癖に文句もクソも有るか!
俺は思いながらまた溜息を吐く。
それから苦笑しながら3人を見た。
そしておせちとお雑煮が完成してから4人の時間が始まった。
fin
ーーーーー業務連絡ーーーーー
皆様。アキノリです。あけおめぇです。2024年、今年も宜しくです。
(正月編) 電車痴漢から救った女子は日本中で超超超有名なアイドル様でした.....。 アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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