物語を引き締めるために
以前、拙著「エンチャンター、追放されたテイマーに声をかける。」の第3部と第4部の名前付きの登場人物を計4人削るという訳のわからないことをしたことがあります。物語を見返すうちに「このキャラ登場回数少ないな」と思い、それなら削ろうと大手術をしました。
登場人物を削ったので、第3部第4部のエピソード数が2割ほど少なくなり、10万字から遠ざかる。その分、地の文を増やして細かく描写をしたら、存在の薄かったキャラクターが良い味を出してきました。人数が減った分、分散されていた描写が集約されて物語が引き締まったのです。
物語が間延びしているなと感じたら、登場人物を削るのも手かもしれません。ただ、何でもかんでも1人のキャラに能力、役割を押し付けると「あれ? こんなキャラだっけ?」となり、キャラクター像がブレて良くない結果になることもあります。
個人的な意見として、登場人物を絞ることはおススメです。
名前付きの登場人物を最小限にする簡単なトレーニングとしては短編を書いてみるといいと思います。
ここで例示するのは難しいので、拙著のリンクを貼っておきます。
「オチャメな妹分と白い蛇」
https://kakuyomu.jp/works/16817330669238625650
「バジルソースの袋」
https://kakuyomu.jp/works/16817330665410971074
ポイントとしては、会話をしている相手を「先輩」や「父上」「兄上」などを使い呼ぶことです。主人公をそのように呼べば、意外と主人公の名前を明かさないパターンは作れるものです。
皆さんも是非、チャレンジしてみてください。
(´・ω・)ん? (*´Д`) (。´・ω・)ん? 誰が外れる?
(*´Д`)じゃ、俺が
(´・ω・)じゃ、僕が
(。´・ω・)じゃ、オレが
(´・ω・)どうぞどうぞどうぞ(*´Д`)どうぞどうぞどうぞ
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