第15話 モンスタークレイマー氏、訴えられる!?

 あの件が一件落着して終了しても、2ちゃんにはモンスタークレイマー氏の書き込みが日夜続いていました。


 私の人格批判に始まり、誹謗中傷、名誉毀損的な書き込みは、2ちゃんねるで今も続き、私だけが行動制限の足かせを受けることになりました。


 以前とは、1ミリも状況は変わりませんでしたね。

 そんな頃、警察のガサ入れから2年が経過した頃、ツイッターのDMに、ある女性から、メッセージが入りました。


 「婆雨さん、2ちゃんで相変わらず叩かれているようですが、弁護士経由で訴えたらどうですか? 私もこの件で相談中なんです」

 たしかそんな感じのDMでした。


 私の事を2ちゃんに書き込んでるのは、モンスタークレイマー氏だということはもう既に皆さんの周知の事実となっていて、わかりきったことになっていましたので、私は名誉毀損で訴えられた刑事事件の詳細を彼女に話しました。


 一筋縄ではいかない男、自分はイヤガラセを行うが、人から同じ事をされると訴えるという、卑劣な男だということを彼女に伝えました。


 女性は、今、弁護士に相談中ですと言い、もしよかったら、担当弁護士を紹介しますので一緒に戦いませんか、そんなニュアンスのことを言ったような記憶があります。


 私は、こちらから訴えてもお互いにやり合っているので、結局は泥仕合になるので、裁判は成り立たず、私から訴えても結果、無駄骨であることを伝えました。


 こちらが訴えても、逆に相手から訴えられ、結局は裁判が成り得ないこと、彼女に正直に伝えました。


 おそらく、この女性のことを誹謗中傷しているのも、モンスタークレイマー氏だと思っていたので、彼女とは、この件で数回、ツイッター経由で、やりとりしました。


 たしかに書かれている内容は、容姿を侮辱するものや、学歴、経歴を蔑視するものばかりで、書く内容は違えど、私の時と全く同じ展開でした。


 しかし蓋を開けてみると、モンスタークレイマー氏を崇拝する模倣犯がもう1人いることに気づきました。


 彼女は、コヲノスケ氏の援助を受け弁護士経由で、2ちゃんねるのIPアドレスの取得、アクセスログの保存ができたことを後日、私に報告しました。


 それからどうなったかは、直接、彼女に聞いてください。

 弁護士がその後、どう対応をしたのか、私も、それ以上のことは知り得ていません。


 まだ審議中かも知れませんし、警察から、何かしら警告を受けている可能性もあります。


 名誉毀損の刑事事件として、八王子警察に処理されたのかどうか、その点については不明ですが、弁護士経由で開示請求等、一連の動きがあったのは事実です。


 モンスタークレイマー氏が犯人なのか、もしくは違う人物による書き込みなのか、今度は、捜査される側に回り、捜査の対象になっているのか、結末を知らず詳細は不明なので、これ以上のことは伏せておきます。


 まあ、私の手からモンスタークレイマー氏が離れただけでも正直嬉しいです。

 その後が気になりますでしょう?

 ぜひ直接、彼女に聞いてみてください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る