第134話モスで読書

 今日は日曜日。天気もいいので、朝から散歩がてらモスに行く。昨日買った本を持って。

 8時ごろ到着。店内、まだ空いている。太陽の日差しが店内に入って暖かい。いつものようにBGMはボサノバだ。

 アイスコーヒーを注文して席に座る。もう朝食は済ませてきたので、ドリンクのみ。モスの皆さんには申し訳ないが。

 さて、昨日買ってきた本、桜庭一樹さんの「東京ディストピア日記」を開く。これ、題名はすごいが、コロナ禍での日常を淡々と描いた日記である。

 コロナが最初に騒がれた「ダイヤモンドプリンセス号」の騒動から始まる。

 もう懐かしい感じがする。桜庭さん、毎日コロナ禍での日常をつづる。マスクが店頭から消えたり、トイレットペーパーが買えなかったり。

 今振り返ってもすごい時期だったなぁ。

 桜庭さん、作家さんなので、近所のカフェとかで執筆をしている。コロナ禍で、カフェのお客がどんどん少なくなっていく様子が描かれる。

 お客さんの話を聞くと、みんなコロナの話題。この先どうなるかの不安ばかりつのった時期。

 そういえば、緊急事態宣言などというものも出たな。物騒なネーミングだった。いろいろ政府が対策をしたが、結局感染者はその後増え、対策はあまり意味がなかったような気がする。

 今ではもう、コロナ慣れして、外ではマスクしていない人もいる。桜庭さんのこのエッセイというか日記、貴重なコロナ禍の資料となることだろう。

 後々からみればちょっと滑稽だったコロナ禍。でも、当時は深刻だったなぁ。

 桜庭さんの日記を読みつつ、コロナ禍の当時を回想した。

 ああ、コロナ明けで、平和が戻ってよかった。

 モスで朝から読書しつつ、この平和を満喫するのだった。

 

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