第105話父、ご機嫌

 今日も父との夕食会。父が鍋を焦がすことをやり始めたので、ちょっと不安になって、実家にいる日数を増やした。火の用心、火の用心。見守りは大切。

 父、今日もビールから飲み始める。テレビを見つつ、文句をいい、楽しそう。国会議員が出てくると「ああ、議員はバカばっかりだ」といいつつ、酒をグビッと飲む。

 昔の偉人で、酒を飲みながら古今東西の偉人の悪口を言うのが、楽しくてしょうがないと言った人がいたが、それと同じだな。

 父、楽しみのために、ヤジを飛ばす。つくづく性格悪いな。

 今日は春巻き、餃子、シューマイのセットを買ってきた。父、嬉しそうに食べる。うちのエンゲル係数、父だけでもかなり高い。万年、貯金はできそうにない。とほほ。

 父、テレビでメジャーリーグの大谷選手が出てくると、ニコニコ。球筋を確認するだけで、バットを振らなくても「いいぞ~」と言って、満面の笑顔。

 今年も大谷選手、楽しませてくれそうだ。今年はドジャース、優勝が狙えるから、ますます楽しみである。

 そんなこんなの夕食会、そこそこ私も楽しみつつ、ゆったりと時間が過ぎていくのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る