第102話父、恐るべし!
今日、父から電話があり、「ポンポコ、やっちまったよ」と言った。なにをやっちまったのか、すんごく気になったが、恐ろしいことに鍋をまた焦がしたとのこと。
父、今月に入って二回目である。年をとると火の始末ができなくなるとよく言われるが、その通りだった。
しかたないので、今日からちょっと実家に泊まることにするかと思い、仕事が終わってから、実家に来た。
う~ん、やはり父を独りにするのも怖い。これからは週3日くらい実家に泊まるかな。父にはもう火は使わないように言ったが、たぶん、言うこと聞かないだろうなぁ。
親が年をとるって、こういうことなんだなぁ。当たり前のことができなくなること。それは想像以上にやっかいだ。
父、私のそんな心配など、どこ吹く風という感じで、今日も楽しげにビールを飲んでいる。もう鍋を焦がしたことも忘れているのだろう。
本人は、極楽かもしれないが、私が疲れるのよ~
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