第53話天気の話
歳をとったせいだろうか。仕事関係の人と会う時などは、ほとんど天気の話だとか、寒い、暑いだとかの話から入る。
「いや~、最近冷えますねぇ」、「本当にそうですね、寒いです」などと会話すると、妙に一体感が出て、会話にスムーズに入ることができる。
しかし、天気の話でノリノリになるのは禁物だ。
ちょっと前にタクシーに乗った。その時の運転手さんが妙に天気に詳しい人だった。「これから寒波が来るそうですよ、寒いですねぇ」。運転手さんにそう言われ、こちらも「そうみたいですね、寒いですよね」と答えると、運転手さんの天気話にスイッチが入ってしまった。
「今週末から最低気温がマイナスになるみたいです、最高気温も10度いかないみたいです」というと「は~あ」とこちらは受け流す。
正直言うと、もう天気の話はいいのだが、運転手さん、ノリノリで天気予報を話す。 それからもしばらく運転手さんの天気談義が続き、私は「は~あ」と言うだけ。
結局、目的地に着くまで、天気の話を聴かされ、疲れた。
天気予報の情報を仕入れて、人に話したいなぁと思っている、そこのあなた。
天気予報の話はほどほどにしないと、空気が悪くなることありますので注意しましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます